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つれづれなるままに・・・・

ソバニイルヨ/喜多川泰

2018-03-09 | 読書

喜多川さんの本を予約していましたが やっと回ってきました

今回は 長期間不在になる父親が残していったAIロボット・ユージが息子の隼人とのやり取りで

反抗期の隼人が愛を感じて成長していく話でした

隼人は勉強が嫌いで、周りからどう思われているかばかりを気にして生活して

加えて 些細なことで仲の良かった友達と関係がくずれて孤立することになりました

そんな日々の中で へんてこなロボットが部屋来てさらに戸惑っている隼人・・

このロボットは隼人にこう言います

ボクハ、キミにアイを伝えるために生まれた

その言葉通り 隼人が気づいていないことを上手に指摘しアドバイスをしていきます

まずは目の前のことをがんばるって言うか 

必要最低限以上やることで楽しさやいいことが起こる

必ずそれをやらなければ得られなかったことが得られる 投資になる

そう言われ、隼人はサッカーの朝練習をしたり学校の花壇の水やりをしたり・・

自分が変化することで周りもどんどん変化していきます

そしてユージはこんなことも言います

我々は1年間生きると平等に約50万分もらっている 

時間は溜められないからその都度使い切るしかない

時間の使い方は、消費、浪費、投資に分類できる

今の自分の欲求を優先させると、消費と浪費で全て費やしてしまう

「投資 = 勉強」ではない 同じ勉強するでも「何をするか」ではなく「どうやるか」が大事

何をやるにしても必要最低限を超えようとした時間だけが投資になり、将来の財産になっていく

なるほど・・・成長していない人は損とか言って力を加減しているんでしょうね

また こんなことも

イライラする人は他人に期待しているから 自分の幸せを出会う全ての他人に期待している

その通りです・・ 喜多川さんの本を読むと反省することばかり・・・

見た目にカッコいいとは言えないロボットのユージ

そんなものを見られたら恥ずかしいと家の中にいたのですが

最後に外に連れ出します・・そう、これが喜多川さんが言いたかったことなんだと思うのです

ユージの数々の言葉で やっと人の目とか気にせず自分で考えて行動できたのです

 

自分の好きを、他人の価値観に潰されるんじゃないぞ

人には好きなことを言わせておけ そんなの気にしたら負けだ みんな好きなことが違う

これをやったら人からどう思われるかってことばかりを気にして

自分の人生でやりたいこともやらずに生きていくのはもったいない

そして このユージと別れの時が来ます・・

私は アイとは 愛だと思っていたのですが哀だったのです

そうだったんですね・・・個人的にはこんな言葉も響きました

自分が楽しいなら他人が傷ついても平気

嫌いな人間の失敗を喜びミスした人間を皆で追い詰める

自分の楽しいは誰かの犠牲の上になりたっている

人を傷つけて平気なのはアイが足りないから

今の世の中への喜多川さんのメッセージなんだなぁと思いました

久々の喜多川ワールドで 自分の日々の言動に反省してばかりでした