恩師の死

夕方たまたまニュースを見ていたら
衝撃的なニュースが飛び込んできた。
それは恩師の訃報のニュース。
地方ニュースはわりと平和な話題ばかりなので
今日も休日だし年末の街の様子でも放送するんだろうね、
と家族で話していました。
しかし、最初に飛び込んできたのが恩師の訃報。
家族全員固まってしまいました。

3日前にたまたま車ですれ違ったばかり。
それが、どうして？と、信じられませんでした。
胸部大動脈瘤破裂だということだったので
本当に急なことだったんだろうと思う。

高校時代の担任だった先生ですが、
どういうわけか縁が切れることなく
ここまでお付き合いがありました。
結婚式にも出席されましたし、
逆に先生が再婚された時には
披露宴で高校時代の同級生達と演奏させて頂きましたし、
時々先生のお宅でお茶を飲んだりご飯を頂いたりと
随分御世話になりました。
何でも本音で気さくに話されるところが好きで
お話していてもとても楽しかったです。
家を新築された時なんか
まさか・・と思ったけど家の中は全部見せてくださるし
普通はこういうことされないと思うのですが
そういう気さくさがとてもよかったです。

子供達も生まれた頃から一緒に伺うことも多かったので
どこかで会えば気軽に声をかけて頂いていたようなので
本当に驚くとともにショックを受けていました。
まだハイハイをしていた頃、
みかんを持って高価な襖紙に向って突進していって
先生が慌てふためいていたことは
今でも語り草になっていました。

正直信じられません。
高校を退職した後、教育長や町長を歴任され
多忙な毎日を送っておられて
時々会うとかなりお疲れのようで
いつも心配していました。

ゆっくりお話が出来たのは半年前が最後。
ビールを飲みながらいろいろな話をしました。
お前のことが気がかりで・・・・
と心配して頂いた先生でしたが、
多くの人に同じように気配りをされていたと思います。
心配していただいてばかりで
恩返しできるようなことがなくて
そのことが本当に悔やまれます・・・・