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つれづれなるままに・・・・

足立美術館

2010-11-12 | 
島根県安来市にある足立美術館。
アメリカの庭園雑誌で
日本一の庭園と評価される日本庭園が広がるこの美術館。
以前から大好きなので、時々行きます。
週明けまで院展が開催されているので
どうしても期間中に行きたかったので行ってきました^^

平日にもかかわらず、とにかく人が多い。
院展期間中っていうこともあるのでしょうが、
バスツアーの団体客が多いのでは!?
外国人の団体もおられました。
駐車場も県外ナンバーの車がほとんど。
すっかり山陰観光のコースに取り入れられている感じです。
また、近くにはゲゲゲの女房の原作者の水木しげるさんの奥様のご実家もあります。
セットで観光される人も多いのでしょうね。

何度行ってもここの庭園は素晴らしいと思います。
本当によく手入れされていてすごいです。
ここは借景で庭が造られているので
周囲の山などと一体になった景色を楽しめます。
紅葉シーズンにはまだ少し早くて
色づき始めたといった感じです。
ですから、来週山水さんのいらっしゃる頃にはいい紅葉が見られるのでは!?
個人的には、雪の庭園が好きです。



今、開館40周年記念ということで
横山大観の特別展が開催されています。
もう何度も美術館に行ってますが
こんなに横山大観が飾られることはめったにないことなので
とにかくおなかいっぱいになる感じでした。
この時期にぴったりの「紅葉」という屏風、
また山海二十題のうち所蔵している8作品の展示、
また院展出品の作品など。
どれも素晴らしい作品ばかりです。

また、先月末にオープンしたばかりの新館では
院展が開催されていて、
横山大観とはまた違った世界を楽しむことが出来ました。

ここには陶芸館もあるのですが、
地元出身の河井寛次郎の作品と北大路魯山人の作品があります。
この作品も骨董好きにはたまらないかと思います。

庭を楽しみ、絵そして陶芸、
とにかく満腹になる美術館です。
とても広く、アップダウンもあるので
年配の方には少々大変なのかもしれませんが、
あの庭を眺めるだけでも行く価値があると思います。
何度も行ってる私でも今回はかなり時間を要したし、
新館の院展を見終わって出る頃にはかなり歩いたなぁと感じました。
なので、ちょっと高いけどお茶室や庭を眺めながらお茶もすればよかったと後悔。

院展は週明けに閉幕なので
残念ながら山水さんはご覧になることが出来ないと思いますが、
大観の世界と美しい庭を堪能していただきたいと思います。