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つれづれなるままに・・・・

夜を乗り越える

2017-07-01 | 読書

芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんの新書・・・図書館の司書さんに勧められました

又吉さんが少年時代から読み続けている本のことについてかかれていました

なぜ読むのか、文学がなぜおもしろいのかなど興味深い話がたくさん・・・

芥川賞作品の火花の誕生秘話もあったので楽しく読めました

私の想像以上に又吉さんは少年時代から近代文学を読んでおられて火花が誕生したのも納得です

たくさんの本をよむことで 彼が現実と理想のギャップみたいなものに苦しんでいる中

自分と共感できることが書かれていることで救われたりしたのでしょう

でも彼は本は共感だけではなく、新しい感覚の発見だと言ってます

私も同じです・・・共感するだけではなく、発見することの方が多いです

私が本を読む理由は、年齢を重ねて新しい挑戦をしなくなったり物の見方が自分の固定概念で狭くなったり

だんだんとそんな風になっていく中で 

本は自分の世界を少しだけ広げてくれるものだと思っています

そういうところは又吉さんの考えと似ているのかもしれません

だからっていうわけではないですが元々本が好きだしこれからも読んでいこうと思っています

この本には又吉さんがよんできたいろいろな本について書かれていたので、まだ読んでいない本を読んでみようと思います


好奇心を天職に変える空想教室/植松努

2017-06-23 | 読書

私が前向きになりたい時に必ず読むのが植松努さんの本

職場の図書館の新着図書コーナーにあったので迷わず借りて帰りました

今回は講演を本にしたような感じでした^^いつか講演聞いてみたいです

コネなし、援助なし、20人にも満たない町工場から、自家製のロケットを打ち上げた植松さん

小学校の時代には担任の先生から嫌われていたのか どうせ無理だと 頭から否定されていたと言いますが

だったらこうしてみたら??の方が大事じゃないかと言う彼の言葉はポジティブで励まされます

私が植松さんのことを知ったのはもう随分前・・たまたま講演会を聞いた人からその時の話を聞いて

考え方に共感して彼の本を読んだり講演の内容を起こしたものを見せてもらったりして

自分の子供たちにも時々植松さんの話をしていましたし、当然本も買って読ませました

何かの道に迷ったりした時に読むとすっと内容が心に入ってきます  私は植松さんの大ファン^^

ちょっと笑えたのは最後の方に書かれていた駄洒落・・・

感動をローマ字で書くとcan do・・・そう できるっていう意味ですよね だからたくさん感動して欲しいと☆

これにはネタ元があるらしくてアメリカ航空宇宙局NASAの門に80年前に刻まれた文言だそうです

Dream can do. Reality can do. 思い描くことができれば、それは現実になる

いい言葉ですね^^私もこの感動の駄洒落使おうと思います^^

そしてやはり

過去は変えられませんが、未来は今からいくらでもよくなります

この言葉のように日々目の前のことを一つ一つ頑張っていこうと励まされました

植松さんの話は本当にお勧めです^^


自己肯定感、持っていますか?/水島広子

2017-06-19 | 読書

精神科医で衆議院議員を2期務めた水島さんの本です

こういう本を手に取って読む人は、現在進行形や過去に人間関係などいろいろなことで悩んだ人なのかな?と思います

私は少なくともその1人です

自己肯定感は持っていたと思いますが、長い時間をかけてズタズタになって

ネガティブでどう進んでいいのかわからず、以前の自分を取り戻すまでに長い時間がかかっているというか、

まだトラウマになっていて時々その時の感情が湧き出てきて辛くなることもあります

そんなこともあって未だにこのような本を見つけると手に取って読むのですが、

こういう本をたくさん読むことで自分自身と対話することで少しずつ前に進んでいく・・・という感じです

自分のことをありのままに受け入れること、同じように相手のこともありのままに受け入れる・・・

自分のことばかり考えてしまうことも多いのですが、相手には相手の事情があるのでそれも含めて受け入れる・・・

なかなかできることではないですが、そんな風にここ数年思うようになって随分楽になっています

自分が思うように人って変わらないだろうし、それぞれだと思うだけでも日々悩みが減って

その悩んでいた時間を自分の為に楽しくよりよい時間にすることがだんだんとできるようになってきました

 

とても分かりやすく書いてあって読みやすかったです

私がこんな経験をしたせいなのか、私には同じような悩みを持つ人がよく相談にきます

重い話だし自分も思い出して辛くなることもあるのですが、事情は違っても辛くて苦しい思いをした自分だから寄り添えることも多いので

この本はとても参考になったし、本が好きな人には勧めてみようと思います

私は 人として自分として理想的な生き方をしなければならないとか、こうあるべきとか固く考えてしまう時が時々あるので

周りの目を気にしすぎず、もっと柔軟にすごしていけたらいいなと改めて思いました

こういうのも田舎ならではの考え方なんでしょうが、もっといろいろな価値観があるのだからそれを認められたいし、認めたい・・・

自分にも他人にも寛大な心でいたなと思います


考え方/稲盛和夫

2017-06-17 | 読書

私が行き詰った時に読むのが京セラの稲盛和夫名誉会長の本です・・中でも「生き方」という本は何度読んだことでしょう

稲盛さんの新刊予約していたので早速読みました^^

まず最初に

人生・仕事の結果=能力・熱意・考え方・・・3つの要素があって中でも考え方が一番重要とのこと

そして私には頭の痛い文言が並びます^^;

プラスの考え方・・・常に前向きで、肯定的、建設的である 皆と一緒に仕事をしようと考える協調性を持っている 

真面目で、正直で、謙虚で、努力家である 利己的ではなく、「足る」を知り、感謝の心を持っている

善意に満ち、思いやりがあって優しい

マイナスの考え方・・・後ろ向きで、否定的、非協力的である 暗く、悪意に満ちて、意地が悪く、他人を陥れようとする

不真面目で、嘘つきで、傲慢で、怠け者 利己的で強欲、不平不満ばかり

自分の非を棚に上げて、人を恨み、人を妬む

そう書かれていたのに、昨夜は友人に愚痴ってしまいました^^;何の生産性もない話だから大いに反省です^^;

基本的に人の悪口とか愚痴は嫌いでそういう話は家でもあまりしないのですが昨夜はついつい・・・

違う方法で解決しないといけないとダメですね・・・人としてまだまだです

 

本は大きく次の9つがテーマに書かれていました

「大きな志を持つこと」「常に前向きであること」「努力を惜しまないこと」「誠実であること」「創意を凝らすこと」

「挫折にへこたれないこと」「心が純粋であること」「謙虚であること」「世のため、人のために行動すること」

どれも人としてどうあるべきか・・と考えさせる話ばかりで仏門に入って得度されているだけあって

仏教の教えも上手に取り入れられていて納得する話ばかりでした

稲盛さんの考え方に共感できるので少しでもそれができるようまだまだ頑張らなくては・・・と思いました


さよならの力 大人の流儀7/伊集院静

2017-06-11 | 読書

週刊現代に連載されていたエッセイに新しいエッセイを加えた本で新刊コーナーでたまたま手にした本です

どんなさよならなのかな??と思って読み始めたら弟や前妻との別れなどについて書かれていました

この人については夏目さんのことなどいろいろあるので受け入れられない人も多いかもしれませんが

様々な別れについて書かれていたので共感できることも多かったです

別れっていうのは突然来るっていうか思わぬ形でやってくるから

生きてる時にもっと深く関わっておけばよかったとか後悔もあります

亡くなってからいくらその人のことを思ってももう会うことができないし・・・

実際メチャメチャかわいがってくれた祖母や

実家を建て直した時に学校に通う関係で半年くらい一緒に暮らした叔母が半月の間に2人共亡くなった時は本当に後悔しました

しかも・・・理不尽な理由で祖母の時は葬儀も出てないし叔母の時も葬儀のみで、お盆などの供養すら満足にさせてもらえず、今でもとても後悔が残っています

人との最期の別れについては、それぞれいろいろな考えがあると思うので別れ方や見送り方は様々だし

その人との関りやその人への思いと言うのはその人にしかわからないし、悲しみの深さは人それぞれだから

悲しみなど人の痛みに寄り添うことができる人でいたいなと それ以降強く思っています

この本を読んで悲しみに寄り添ってくれるというか 悲しみを共有してくれる人がいるという感じで

なんだかほっとした気分になりました

冒頭に

やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る それは彼等が生きていた時間へのいつくしみであり

生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない

とありました・・・

私はまだ近しい人との別れというものをあまり経験していないのでいずれはそういう時が来るだろうし

そうなった時 またこの本を手に取って読んでみたいなと思いました