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つれづれなるままに・・・・

いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画/原田マハ

2017-10-15 | 読書

原田マハさんが強い影響を受けたり 美術史の中でのちの芸術家に影響を与えた絵画について書かれた1冊です

新書なんですが冒頭にカラーで選んだ26枚の絵画が載ってました

有名な絵もあれば私の知らない絵もたくさんでその絵えお描いた画家や作品にこめられたメッセージや思い

また作品が生まれるまでの苦悩などについても書かれていて

美術に興味がある私にはとても興味深い本でした

また好きな作家である原田さんのオススメっていうか人生に影響を与えたっていうのも読んでよかったです

 

私の人生を変えるほどの作品に出会ったことはまだありませんが

個人的に印象深かったのは香川県の直島の地中美術館にあるモネの睡蓮かな⁉︎

ただ人生を変えたっていうか自分を救ってくれた演奏会はあります

学生時代 音楽に行き詰まってた時 サントリーホールで聴いた サヴァリッシュ指揮のバイエルン国立歌劇場管弦楽団の

ブラームス作曲のドイツレクイエムです

この曲は合唱付きでソリストがソプラノがルチアポップ、バリトンがディースカウで

とにかく美しい木管アンサンブルと歌は私の心癒し大事なことを忘れていたことに気付き

それがきっかけで長いトンネルを抜けることができました

そういう経験って皆さんもあると思います

そんな昔の思いを思いだしたり 小説ではないので楽な気持ちで読むことができました

 

 

 


あなたの人生を、誰かと比べなくていい/五木寛之

2017-10-08 | 読書

五木さんの新書・・・こういうエッセイを近年よく書いておられます

私は一番辛かった時期 五木さんの本に癒されていました

今回も・・・なんだか背中を押してもらった気がします

日本人っていうのは普通とか標準とか平均とか そういうのとっても気にして過ごしてる人多いのですが、

そもそも 普通って何? それに外れたらダメな人なの?と思ったり

その普通からはみ出ることで周囲から変な目で見られたリすることを極端に恐れることが多いから

いろいろ悩むことも増えるのかなと思っています

ただ年を取ったせいなのか 自分は自分って周りに流されることも減ったし

いろいろな考え方や生き方があることを認めることで過ごしやすくなっていますが・・・

五木さんは 誰かに認められたいということで悩みや苦しみが生まれるけれど

人っていうのはただ一つしかない尊い存在だし 誰かの評価にとらわれず自分自身で自分の価値を認め

どう生きても自分の人生だから 思うままに精一杯生きればいいと 書いておられました

いつも五木さんには励ましてもらってます

今回もなんだかほっとしました 


世界はもっと美しくなる/奈良少年刑務所詩集

2017-10-03 | 読書

奈良少年刑務所というと山下啓次郎の設計で明治の五大監獄の一つで

ロマネスク調の様式で作られた門はとても有名です

そしてそれが今年3月に閉庁され今後監獄ホテルとして生まれ変わるそうですね

さて 職場の司書さんに教えてもらって読んだのがこの本・・・受刑者が書いた詩が綴られていました

奈良少年刑務所では社会性涵養プログラムというコミュニケーションが困難な受刑者が対象になっていて

その中で詩の授業が行われ その詩を集めた一冊です

作家で詩人の寮美千子さんが授業で詩を通して受刑者と少しずつ心を通わせていく様子など

それぞれの詩に彼らが罪を犯した背景や心に秘めた思いなど解説も添えられており

いろいろと考えさせられることも多かったです

この本の題名になってる世界はもっと美しくなると書かれたのが獣の心という詩です

人の持つ知性は素晴らしくて美しい けれど同時に どうしよもうなく醜くて 恥ずべきものだ

どうして人はこんなにも賢いのだろう どうして人は考えることができてしまうのだろう

人さえ獣であったなら世界はもっと美しくなっていただろうに 人さえ獣であったならこんなにも苦しくなくて済んだろうに

もしも全知全能の神が人をつくったとしたならば 私は聞いてみたい なぜ人に知性を授けたのですか

この詩を読んでいると 貧困、虐待、ネグレクト、厳しすぎる親のしつけや過度な期待、いじめ

彼らもある意味被害者なのかなと感じる部分も多かったです・・・壊れてしまったのでしょうね

勿論 こんな経験している人たち全てが犯罪に手を染めてるわけではなく反面教師にして生きている人も多いので 

彼らの犯罪を犯した事実は変わらないし犯罪を犯すことは許されることではないけど

少しだけ彼らの内面を知ることができました

かなり切ない一冊でした


九十歳。何がめでたい/佐藤愛子

2017-09-17 | 読書

台風が向かってきてるようで警報も出てますが普段と変わらない朝を迎えています

これからひどくなるのでしょう・・・

台風のおかげ?で思いがけず休日になりゆっくりできてますが外出は控えた方がよさそうです

皆さんお気を付けください

 

衆院が解散するとかニュースになってますが この方だったらどんなふうにコメントするのでしょう?

佐藤愛子さんの本・・読んでいてとても楽しいというか痛快でスッキリしました

心がとてもお元気だからこそ言える軽快なエッセイで 思わず声に出して笑ってしまうところもありました

私が90歳まで生きられる可能性はおそらくかなり低いと思っているのですがわたし

もし生きられたとしたら こんなに分かりやすくブログを書いてるのでしょうか(笑)

佐藤さんが最近起こっているニュースを一刀両断したらとっても面白いだろうなと思ったりもしました

やっと順番が回ってきたこの本・・・人気のようですね

私が一番共感したのは

この頃のこの国を、やたらにギスギスとして小うるさく、住みにくくいちいちうるさく感じるようになっているのは

何かにつけて雨後の筍のように出てくる「正論」のせいで

しかしそう感じるのは私がヤバン人であるためだとということがここまで書いていてよくわかったのである

私もヤバン人なのかもしれない(笑)

どの話を読んでいても自分らしくでいいんじゃないかって感じました

私の倍も生きていらっしゃるのに素直に自分の気持ちを書いておられて元気をもらいましたし

そういうかっこいいっていうかそういう年の取り方したいなと思いました


富山市議はなぜ14人も辞めたのか/チューリップテレビ取材班

2017-09-12 | 読書

2016年に富山市起きた 市議が次々辞職しその疑惑をあばいた地元テレビ局の取材班による本です

きっかけは議員報酬引き上げで、市議会は月額60万円から70万円への大幅アップを決めた

このことは全国ニュースでも話題になり 市民から議会に対する不信感が生まれてました

そんな時に政務活動費への疑惑が持ち上がり、情報公開で公開された資料を記者たちがチェックするうちに

自民党のある議員が、開いてもいない市政報告会の経費を領収書を偽造して手に入れていたのである

その議員だけではなく偽造の手口が共有され 野党の議員も行っていて14人の議員が辞職した

まるで組織ぐるみ・・本当に驚いたんですが、そのときの話が詳しく書かれていました

小さな地方のテレビ局でしたが、少ない人数で不正を追っていくのは大変だったでしょう

議員や行政との癒着みたいなものも書かれてて情報公開請求も筒抜けになってたりして

行政もしっかりしろと感じた本です

まだ行財政改革、議会改革が進んでいないところも多いと思うのですが

今話題になってるスピード辞職した神戸の元市議会議員だけでなくまだまだありそうですね・・・

金額の大小ではなく不正はダメです

いろいろな意味で彼が目立ってしまってるのでターゲットになってますが

意外と普通の感覚でやってる人もいるのかな?とこの本を読んで感じました

私は個人的に本当に真面目に活動してる議員の皆さんがこんな人たちの為に疑いの目で見られることが

とても気の毒でなりません

そして私たち選ぶ方にも大いに問題ありです 

この本を読んでいてとても残念だったのは 不正は勿論悪いですけど

議員辞職が相次いで議会が開けなくなって補欠選挙をした時の投票率が

26.94%

そして今年の市議選の投票率

47.83%

もっと投票に行かないと・・・

不正で議員辞職した人も当選してる・・・

きちんと仕事さえしてくれれば少々の不正もOKっていうことなのでしょうか!?

久々のノンフィクション面白かったです