ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

日本語の誉め言葉は多彩

2013年07月21日 | 日記

テープの整理で見つけた誉め言葉の数々

 昨日に引続いて涼しい一日 。室内に涼しい風が吹き込んで 冷房知らずを堪能出来た。まるで 高原にいるようだ。
 蝉も思い出したように時々鳴くだけだ。

 午後は懸案のカセット テーップの整理に取り掛かった。
 おとうさんの使っていた小机にも まだ幾つか残っている。
 残っていたのは「 誉め上手になるための言葉」を朗読したもの と 東日本大震災の80日後に寄せられた作文の録音テープだった。
 そっとテープをまわしてみると 内容について 話がしたくなった。
 誉め言葉の中に才能を誉める言葉として実に沢山の言葉が出てきた。
日本語の醍醐味がここに書き記す言葉の多彩さに表れている。
多才 才能の才の字は材木を意味する言葉。色々な形の材木で多才。は 

3舟の才(さんしゅうのさい)
 3舟 さんしゅう とは漢詩 和歌 管弦の全てに秀でている人。
平安時代 それぞれの道の名人をそれぞれの舟に乗せたことからきている。

三拍子揃った人。
能楽の世界では笛 小鼓 太鼓

長唄などのせかいの三拍子のそろった人とは
 声がいいこと  節(ふし)まわしが上手なこと 内臓が強くて息が長いこと  

 

歌舞伎界では
一に調子 台詞回しがうまいこと) 二に 振り 立ち居 振る舞いが美しいこと 3に 男っぷりのいいこと だそうだ。

                   他にも すごい人だという言い方に 大火 鬼才 奇才  秀才 そうそうたる面々
 
天才  八面六臂  俊才 異才 異才  巨匠  大才  だ。
大家 大きい家は あらゆる面で使う が巨匠は芸術関係 

 どこの世界でも三拍子揃った人がいるものだ。
芸術面では巨匠、
 技術面で優れた人は 名匠。専門分野では 権威。
白眉 は中国の故事からきた言葉で 多くの中でも 最も優れている人を指す。

偉大な人を巨星 
他に 賢人 賢い人や  知的 知性的 理性的。 上手 うわて(上手) 
などがある。
 列挙してゆくと よくぞ こんなに多くの言葉で素晴らしい人を褒め称える言葉があるものだと日本語の豊かさに感心する。

 この他にも あるのだが おかあさんには感じでどう書くのか分らないので省略する。

 天才は99%の努力と1%の天分だと言われるが このように呼ばれる人々は 努力の人なのだ。

 おかあさんなどは ほんのひらめきで生きてて 努力はめったにしない。そういう人を世の中では凡人と呼んでいる。
 これからでは そんなに頑張る気もないが 本だけは沢山読みたいものだ。
 呆け帽子くらいにはなるかなと想う。

 こんなに過ごしやすい夜は読書三昧といこう。

 ニッキーの寝言でも聞きながら。