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ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

「キャプテン」への「恋情」

2006-06-17 | ドラマ
「スタートレック ベストエピソード コレクション2」の「ヴォイジャー」編、「ヴィディア人の協力」というのを見ました。

「スタートレック:ヴォイジャー」は、管理者という滅んだも同然の先行的知的種族によって、銀河の反対側(未踏のデルタ宇宙域)に飛ばされた呉越同舟(連邦士官とゲリラ組織マキ)のメンバーが連邦航宙艦ヴォイジャーを以って遥かなる地球を目指すという話。

「ヴィディア人の協力」は唐突にエピソードが始まる。

キャスリン・ジェインウェイ艦長(女性艦長)とチャコティ副長(ネイティブ・アメリカンで、元マキメンバー)の二人が屋外に放置されたカプセルで目覚める。トゥボック(バルカン人保安主任)からの通信で、この惑星原住の「虫」が媒介する業病を患ったふたりは、その病気の発症を抑えるため(なぜか惑星に留まれば発症しない)と、隔離のために置かれたのだと告げられる。艦のドクター(本来は緊急用ホログラムドクター)も原因菌を突き止められず、手の施しようがないという。

ジェインウェイとチャコティは惑星に置き去りにされることを受け入れ、艦の責任をトゥボックに任せ、「地球への帰還」という目的に「戻る」ようにいう。

以後はふたつの描写がパラレルに描かれる。地上のふたり、ことにチャコティの、穏やかな愛情の告白(なにしろ、「治療方法」が見つからない限り、ふたりで生きていくしかなく、おばさん見かけの艦長も、まあ、大人の魅力の人であるし、また、チャコティもストイックなネイティブ・アメリカン戦士である。いちどきに激しく燃え上がる愛という感じではなく、ふたりの愛は静かに高まっていく。

一方では、沈着冷静(バルカン人だからな!)なトゥボックは「ヴィディア人(ヴォイジャーには敵対するが、抜群な医療技術を持っている)には接触するな」というジェインウェイの言いつけを守っているがクルーたちは偶然近くに現れた「ヴィディア艦」に連絡を取ろうとする。結果、トゥボックが折れるが、ヴィディア人はヴォイジャーを罠に掛けようとしていた……。

まあ、おおよその筋はそんな感じだが、「スタートレック ベスト エピソード コレクション2」の統一テーマ「キャプテン」の、実は共通点が「キャプテン」の「恋」という感じなのだな。

面白かったです。

やっぱりDS9が、自分にはいまひとつ馴染めないですね。

次号も買おうと思います。

あくがれ出づる……

2006-06-14 | ドラマ
人間の魂というのは、思った以上にはしっかりと肉体に繋ぎとめられてはいないもののようだ。

「憧(あこが)れ」の語源は「あくがる」つまり、「在処離る」であり、魂が今在るところから何かに誘われ離れて出歩くことをいう。

「対象」への熱烈な思いに駈られると「魂」は肉体からするりと出て行ってしまうわけである。

「スタートレック ベストエピソード コレクション2」より、今日は「ディープ・スペース・ナイン」のエピソード「愛の幻影」を見た。

実のところ、「ディープ・スペース・ナイン」はほとんど見たことがない。たぶん、テレビでこのエピソードを見たら途中で投げ出したに違いない。

シスコ司令官紹介編としては、わたしにとっては、あまり「ベスト」といえない作品であると思う。しかし、人間シスコの、きっと情熱的な気性を抑えて振舞っているだろう姿が、決して派手ではないエピソードを通してじんわりと通じてきたので、結果はオーライなのかもしれないな。

次は、「あくがれ出づる魂」との、切ない触れ合いなどという「大人な」エピソードでなく、胸躍る子どもも納得な(シスコの息子も納得な。さすが宇宙ステーション! 唯一の、だが、家族も一緒に住んでいて、学校に通ったりしているのね。まあ、エンタープライズDのディスク部も、居住ブロックだろうけれど、DS9の方が、もっとがっちりしていそうだな。)そういうもう少し派手な話で彼とはまた出会いたいものだ。

スタートレック ネクスト・ジェネレーション 大いなるホリディ

2006-06-10 | ドラマ
今日は娘が「焼きたて!!ジャぱん」だの「ギャルサー」だの、見るとわめくので、わたしのDVDタイムは1時間ほどでした。(大きめテレビは一台しかないので。あのコンピュータ、このコンピュータ等で見るということは出来るのですが、やっぱりいくらかでも大きめの画面で見たい……)

そこでこの間購入した「スタートレック ベストエピソード コレクション2」をディスクトレイに入れて、ネクスト・ジェネレーションの「大いなるホリディ」を鑑賞しました。

根本的に、機知というか、ある種の無茶によってオチを付けるのが「艦長」らしさ、というのがジェームズ・ティベリウス・カークさん以来の伝統なんだろうな。

前巻の「ボーグ」前後編がちょいと重かっただけに(もちろん、とても面白かったのだが)さわやか、すっきり納得の回だった。

「スタートレック ベストエピソード コレクション」(前回記事)は全巻購入すると単純計算で約16万円支払うことになり、バカバカしいとは思うのだが、

うーん。

月4千円程度ならいいかな、と思うわけで、そうこうするうちに、もしや買わない回がありつつも、スタートレックをぼちぼちと見られるなら……まあ、いいか、と。

本音は、それでも毎号1千円くらいにしてくれれば嬉しいんだけどね。

続きを見るのは、いずれ……。

デアゴスティーニの商売に乗ってやる!

2006-06-02 | ドラマ
このあいだ、「隔週刊ⅩファイルDVDコレクション」というのを創刊号(というか、一本目だけ)買った。創刊から随分経過していたが、ぽつんと置いてあった創刊号が例によって790円だったからだ。

で、さすがにⅩファイルの続きは、定価買いは勘弁して欲しいと思った。シーズンBOXも1万円程度で売っているし、そうでなくても2枚1,990円ラインで入手できるから。

それなのにまた「隔週刊スタートレック ベストエピソード コレクション」というのを買ってしまった。これまた創刊号が790円! まだ見ていないが、このシリーズ「ネクスト・ジェネレーション」「ディープ・スペース・ナイン」「ヴォイジャー」からのテーマ別ベスト・エピソード3本ずつの配刊。

創刊号が「スペース・バトル」とか書いてあるけれども……ボーグ・ネタ! 三本目では「ボイジャー」の女性ボーグ・メンバーの話が入っているじゃないか! (「ボイジャー」は1・2話と、「カトー(スールー)」ネタくらいしか見ていないから、このセブン・オブ・ナインとかいう女性ボーグには興味があったんだ!)

まずは、見てみよう、っと。