「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

「花巻中央振興センター」の移転・整備について

2013-02-19 15:36:50 | 日記
  この度、花巻中央振興センターの移転・整備について、市当局より説明があった。

これは、花巻市吹張町の旧料亭まん福に花巻中央振興センター機能を移転・整備しようとするものです。



1.経緯  平成23年5月27日に、「まん福」を商店街活性化並びに文化活動の拠点

           さらには、各種集会施設として活用出来るよう保存整備の陳情が出され

           その中で中央振興センターとしての利用形態が示された。

      平成24年3月2日開催の市議会本会議において、採決の結果趣旨採択となったところである。

     
      花巻中央地区コミュニティー会議においては、まちづくりビジョンで基本目標の一つに

           「まん福を中心に賑わう元気なまち」と位置づけ、花巻中央振興センターとして

           利用することで地域の合意を得ている。

      市としては、これらの決定を受け、地権者のご協力を頂く目途がついたことから、

           まん福を花巻中央振興センターとして整備・活用しようとするものです。

2.活用形態 花巻中央振興センター事務室・会議室

3.施設概要 建物 木造2階建 延床面積 1,241.81�(1階941.13� 2階300.68�)

        土地 宅地 吹張町191番地 3,679.47�

4.取得費用 土地   58,000千円 (評価額187,652千円)

5.施設改修費 屋根、トイレ、内壁等改修及び消防設備等改修費他  26,715千円

6.寄付予定物件 ・建物 店舗居宅 木造2階建 延床面積1,241.81� 固定資産税評価額6,413,423円

         ・車庫 木造平屋建 延床面積 39.66� 固定資産税評価額 22,053円

         ・庭木、庭石、工芸品他


(花巻中央コミュニティー会議が示したまちづくりビジョン)

今回の取得、移転、整備にあたっては、市の協力はもとより、コミュニティー会議はじめ、関係団体のご協力と

地域の活性化を望む住民の方々の熱意と努力が実った形となりました。

しかし、花巻市全体を考えた時どうなのか、そして花巻市のまちづくりの計画との整合性や、

過去の各種施設の保存運動との関わり、費用対効果…

また、今後まだある他施設の保存、活用に関しても基準となる考え方を整備するなど、

さらに市民の皆様のご理解を頂ける内容を示していかなければなりません。

本来、中心市街地の活性化は、他の力によるものではなく、当事者自らが構想を示し

外部の力を借りながらも、自主的に熱意を持って取り組むべき問題です。

今回の決定に際しては当然のことながら、懸念される材料も多々あり、官民一体となった更なる取り組みが待たれます。
しかし次に繋がる第一歩となりましたことは、誠に有難く関係各位に改めて厚く御礼申し上げる次第であります。
税の使い道は、いづれにせよ慎重であり、市民の理解を得られるよう配慮しなければなりません。

その意味で今回の決定は、さまざまな課題を残した形となりました。

今後の取組みの中で確かな成果を出す事で

市民の皆様の理解と協力を得ていきたいと考えております。

照井

「議員説明会」が開かれました

2013-02-19 14:01:07 | 日記
2月19日午前10時より、議員説明会が開かれ、以下の3件について報告と説明があった。

報告事項 職員の逮捕事案について(公契約関係競争入札妨害罪)

説明事項 1.花巻中央振興センターの移転・整備について

2.高村光太郎記念館の整備について

まず、報告事項の件ですが、既に報道で報じられている通り

『市道上町成田線豊沢橋仮橋設置工事』の指名競争入札に関し、市職員が事前に業者に情報を流し

有利な金額で落札させようとらしたものです。

報告では、今現在警察による捜査中であり、警察当局からの情報提供についての指導もあり

答えられない部分もあるとし、歯切れの悪い報告となった。

しかし、問題なのは

第一に、12日に発覚後、翌13日に報道されているにも関わらず、議会への報告が一週間後になった事は

内容の精査は必要なものの、市民にとって緊急性が求められる事案であるだけに

甚だ遺憾であり、対応のあり方と姿勢に問題があったと言わなければならないと言う事。

第二に、今回の件は、議会も含め市全体で大いに反省し、速やかに原因の究明と再発防止に

努めなければならないと言うこと。

第三に、責任の所在をはっきりさせ、トカゲのしっぽ切りにならないようにする事。

第四に、この度の不祥事を契機に、入札及び契約のあり方を再検討する必要があるという事。

第五に、落札済みの事業が今後怠りなく進められるよう対応する事。

などなど…、警察の捜査を待つまでもなく、速やかに適切な対応が望まれる。

現在までのところ、報道によれば一部の関係者に許されるID、パスワードの管理に問題があったとの見方が

指摘されており、当局の情報管理体制に不備があったと見られる。

しかし本来、市政のチェック機能を果たすべき議会に、マスコミ報道程度の情報さえ一週間後では

議会としての責任は果たせない。また、現在残念ながら、個別の案件についてチェック出来るシステムにも

なっておらず、チェック体制に課題を残した形となった。

市当局のみならず、議会の対応のあり方についても再考を要するものとなった。


説明事項は、次のページにつづく…。


照井