湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
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◇ 魚の盛付け方

2016年06月05日 23時05分31秒 | 日常・その他
私が煮魚をつくったのは久しぶりでした。
  味が薄く、今一でした。

煮物を食べないということではありませんが、
好きなのが
生(刺身)、焼き物、揚げ物(フライ)、煮物の順だからです。


「ウマヅラハギ」 の筈です。(*)


  * : "皮を剥いだ" 調理済のものが
     「カワハギ」とパックに書いて売ってありました。
     "皮を剥いで" あることには違いありませんが、
     全体の形状や背びれ尾びれの色から
     大衆魚の「ウマヅラハギ」と思われます。
     熊本では「ウマヅラハギ」を「カワハギ」として
     売ってある店が多いようです。
     水産庁から出されている
     「魚介類の名称のガイドラインについて」には
     沿っていないことになりますが、
     消費者も判っていて買っているのだと思います。


上の盛付けを見て
「何だこれは」と反応された方もあるかと思います。
一匹丸ごとの魚を盛り付けるときは、
次のようにするのが一般的だからです。

 頭を左に
 そして、海腹川背(海魚は腹を手前、川魚は背を手前に)

  ※ただし、鰈(カレイ)の場合は
    普通に盛ると背が手前になるので
    裏返して(白いほうを上に)盛り付けるそうですが ・・・


ちなみに
上の画像のウマヅラハギは私の盛付けではありません。
はじめから頭がなかったことですし、
カヅちゃんがしたことなので私は気になりません。

「頭を左に」ということについて
"ナルホド" と得心できる解説を聞いた(見た)ことも
ありませんし ・・・


 と書いておきながら、
 私は頭を左にする理由を二つ思いつきました。
 (右利きの人が食べることを基本に考えた場合ですが)

  ・頭が左にあれば、一般に魚の幅と厚みは右から左へ
   だんだん大きくなっていくので、
   右手にもった箸の先を担鰭骨(タンキコツ)(**)と
   身に間に差し込み易くなる。

  ・小さい魚であった場合、もし頭が右であれば
   箸で上から胴を摘まんで持ち上げたとき、
   尾が上、頭が下となり様にならない格好になる。
   頭から丸かじりすることも困難になる。

  ** : ヒレを動かすための骨
     (背ビレや尻ビレなどに沿って並んでいる小骨)

 たぶん、右利きの人の場合は、
 頭が左にある方が
 少しばかり食べやすいのではないかと思います。

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