湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 定家蔓(テイカカズラ)と実蔓(サネカズラ)

2017年11月06日 17時44分35秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
家庭菜園に入ったところに大きな木があります。
その木に毎年蔓のツルが伸びてきます。
2種の蔓が絡み合います。

定家蔓(テイカカズラ)と実蔓(サネカズラ)です。


定家蔓の実は緑色の細長いほうです。
熟しても赤くはなりません。

小さい丸い実(液果)が集まっているのが実蔓です。
写真では既に赤く色付いてる実もあります。

完熟すると綺麗な赤になります。

昨年も拙ブログに書いていましたが、定家蔓(テイカカズラ)という名前は式子内親王を熱愛した藤原定家が、死後も彼女のことを忘れられず、定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説に基づくそうです。

藤原定家さんは直情タイプの男だったと云われています。
ウチの定家蔓は毎年赤く熟れた美しい実蔓に纏わりつきますが、赤い実が葉の陰に隠れて慄いているようにも見えます。

定家さん、ストーカーにはならないように ・・・


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ギャラリー 067
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■タイトル:熟れた実蔓
    (ripe kadsura japonica)

・画家:(私)(Shuichi Yuhara)
・制作年:2016年
・収蔵:20年後に千原公民館(:P)

※日活ロマンポルノ風のこのタイトルは好ましくないかもしれません。

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