湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 熊本地震_5 (送らなかった差し入れ品)

2016年05月29日 23時09分27秒 | 日常・その他
私の子の一人は某組織(*)の一員として
熊本から1000km以上離れたところに住んでいますが、
今回の熊本地震災害救援活動のために熊本にやってきました。
  
    * : "某" といってもいかがわしい団体ではなく、
       もちろん非合法組織でもありません。

熊本には来ましたが、
私達と一度も顔を合わせることがありませんでした。
救援活動の対象地域が私達家族の住むまちではなく、
より悲惨な状況になっているところだったからです。


このダンボール箱は
救援活動に励む子(と仲間)へ差し入れをしようと思って(**)
荷造りしていたものです。

  ※ダンボールの中には
    チョコレート,ボンタン飴,兵六餅,キャラメル,
    缶詰類(豚の角煮、やきとり、さば味噌煮),
    野菜ジュース,クッキー,
    ローヤルゼリー(これを買うには諭吉さんが必要でした),
    そして息子への手紙 ,etc.

   ** :「被災地域での飲食については
       避難された方々が最優先になるので
       救援者側は満足な食事を摂ることができない」
       という噂話をどこかで聞いたことがあります。
       心配性の親心からでたことです。
       近くのスーパーに品物が揃い始めた頃準備しました。


宅配業者さんへ集荷依頼の電話をしたあと、
ふと考えました。
程度の差はありますが一応私達家族も熊本地震の被災者になります。
「被災者から救援者へ差し入れ品を送る」というのも変な行為です。

思い直して再び宅配業者さんへ電話をしました。
『集荷依頼をキャンセルします』


 ということで、
 せっかく荷造りした差し入れ品と手紙でしたが、
 ウチに残ることになったという次第です。

   息子も私たち家族のことが気懸かりだったことでしょうが、
   会わないまま1000km以上の道を戻っていきました。

     先日この箱から「やきとり」の缶を一つ出して、
     第3のビールを一人で飲みながら摘みました。


------ 家庭菜園の花 ------


  ※5月2日に撮ったものです。
    この頃はまだ、
    兄の家(家庭菜園の近く)で避難者生活をしていました。

芍薬(シャクヤク)


菖蒲(アヤメ)

  ※菖蒲(ショウブ)や杜若(カキツバタ)
    との違いをご存知ですか?

定家蔓(テイカカズラ) ※だと思います。

  ※ジャスミンのような芳香がします。

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