遊民翁の”散策と絵”

”旅や散策”と”撮った写真をもとに描いた風景画”の紹介。

満月の中秋の名月(2023/9/29)

2023-09-30 07:18:58 | 旅・散策
 昨晩は「満月の中秋の名月」。「中秋の名月」=「満月」とは限らないことを初めて知った。中秋とは、旧暦8月15日のこと。通常は「中秋の名月」と「満月」は1日程度ずれている。次の一致するのは8年後とのこと。満月、昨晩は雲間に見えたが。今朝は雲の間をウロチョロ。





旧大山街道長津田宿の散策(2023/9/14)

2023-09-17 09:10:18 | 旅・散策
 少し涼しくなった(?)ので、冬眠ならぬ”夏眠”から目覚め、古きを訪ねる散策を開始。今回は、赤坂御門から大山(神奈川県伊勢原市)まで続く「大山詣」の道であり、且つ東海道の脇往還でもある「大山街道」の「長津田宿」周辺を散策。
<<旅人の安全を守った「下宿・上宿の常夜燈」>>
 JR横浜線長津田駅の前の道を少し歩くと十字路、ここが旧大山街道との接点。この十字路を左に折れると「下宿常夜燈」、左に折れると小高い丘の上に「大石神社」(この傍に「上宿常夜燈」)、直進すると「大林寺」。江戸時代に栄えた長津田宿は、大正時代に寂れ昭和になって大火で宿場町として面影は消えてしまったとのことで、宿としての古民家は残っていないようだ。
 常夜燈は街道の宿の出入り口に設置され燈火により道を照らし宿場の安全と旅人のための道しるべとして設けられたとのこと。「下宿常夜燈」(19世紀初頭に大石講中が設置)は、旧大山街道沿いの道路脇に他の遺跡と並び保存されていた。

 「上宿常夜燈」(19世紀中頃秋葉山講中が設置)は、旧大山街道を見下ろす大石神社の男坂の途中に保存されていた。

 大山街道傍の小高い丘の上にある「大石神社」は、境内の説明板によれば歌人「在原業平」を祀ったものとのこと。




<<大林寺>>
 「大林寺」は、幕末までこの地治めていた旗本の菩提寺とのこと。境内には、立派な山門、鐘楼とともに、何故か色んな石像が並んでおりいた。境内左手、大通りに面した建物の「延命地蔵尊」傍には、14世紀初頭に造られた「横浜市内最大の板碑」を見ることが出来た。






 「大山参り」は「富士講」と共に江戸時代庶民の旅の楽しみであったとのこと。今後、旧大山街道沿いに残る史跡を巡ってみようと思う。

横浜大倉山記念館(2023/09/14)

2023-09-16 07:06:10 | 旅・散策
 横浜に出かけた序に、以前から一度見たいと思っていた「大倉山記念館」に出かけた。 東横線大倉山駅を出て、右手渋谷方向に急な坂道を登った先に小さな森の公園。


 その平らな部分に白亜の殿堂。それが大倉山記念館。

  戦前、人間修養の場として大正時代に財を成した大倉氏が、儒・物・道教を中心に西洋文化をも融合させる研究機関として建てたクレタ文明をイメージした建物。内容は兎も角、建物見たさに急坂を汗をかきかき登ってきたのだが、それだけの価値はあった。



ユトリロ展(横浜高島屋、2023年9月14日)

2023-09-15 08:02:13 | 水彩画
 パリを描く画家「モーリス・ユトリロ」の生誕140年を記念し、国内にある作品約70点が集められたされた展示会(横浜高島屋ギャラリーで開催)に出かけた。今年三月に西山美術館(町田市)で観た作品も何点かあった。なぜユトリロかいうと、画家としての教育を受けることなく、奔放な画家の母親からの遺伝か、油絵を描き始めた画風になんとなく魅かれるものがあるから。何枚かの作品をよく見ると、なんとなく素人のような場所を見ることが出来るのも共感が持てる。開館と同時に入館し約一時間堪能。何故か、入場者の7割近くは中年以上の女性。