マルタ本島傍のコゾ島には人口の割には大きな教会が多い。バスで島内あちっこち引き回されたので、何回か同じ集落を通り抜けたような気がする。
今回もフェリーからのマルタ共和国コゾ島遠望。風は強かったが、丘の上の教会が次から次へと現れデッキから離れられなかった。
マルタ本島からコゾ島に向かうフェリーからみえたコゾ島の教会。前方右手にコミノ島の洞窟を見ながら。コゾ島の岡の上に次々に現れる大きな教会。少々風は強いが絶景。フェリーの前方デッキは満員。場所確保に苦労した。
コミノ島の洞窟
コゾ島に向かうフェリーターミナル手前の丘の上に、車窓から見かけた赤い城。ガイドの説明はなかったが、帰国後ネットで調べると、「聖アガサの塔(レッドタワー)」とある。17世紀当時、マルタ島では海賊に頻繁に襲われてきた歴史がある。そのため、あっちこっちに見張塔が設けられた。この城も見張塔として建造されたとのこと。見張塔として作られただけに、この塔近くからはコゾ島などの眺めは絶景らしいが、残念ながら訪れることはなかった。
マルタ島でのホテルはセントジュリアン地区。セントジュリアン地区は、昔は漁港だったとのことだが、今では、リゾートマルタを代表する地域の様で、解放感に満ちていた。ここは海岸線に沿って道路が伸び、小さな半島の先端には、カジノが合った。立派な門構えと高い塀で区切られた内部には、誰でも何時でも入ることは可能で、内部には、カジノの他、大きなホテルと小さな展示会場があり、これが、昨年国会でもめた統合型リゾート(IR)の典型だろう。散策したのは早朝であったが、カジノの前には背広を着た門番のような人が見回っていた。海岸通りを散策中、丘の上に見えた教会。
マルタ共和国首都バレッタのアッパーガーデン前のグランド・ハーバーの地中海へ出口。この湾には大型観光客船も入港するらしい。湾の両側には砲台が設置されていたようで、この島の歴史が偲ばれる。