奈良旅行の途中、立ち寄った伊賀上野。上野城内の散策を終えて城下に降り、芭蕉の生家を見に行った。何ということもない普通の民家。今でも誰か住んでいても可笑しくないような、交通量の多い道路端の日本家屋。伊賀上野は、これから忍者の街としてPRして行くらしいのだが、忍者より芭蕉でないかと思うのは私だけだろうか。
(画用紙:月光荘240X204mm、「ふでDEまんねん」(セーラー万年筆)とペンテル筆ペン)
奈良旅行の途中、立ち寄った伊賀上野。上野城の奥、忍者屋敷の手前で見つけた興味ある形の建物は、俳聖松尾芭蕉の生誕300年を記念して1942年に建設された俳聖殿。上の丸い屋根は旅笠、木額「俳聖殿」が顔、下の八角形の庇は簑と衣装、それを支える柱は翁の杖として、芭蕉翁の旅姿をイメージさせる独特の形と説明されている。これも篤志家の寄付らしい。
(画用紙:月光荘240X204mm、「ふでDEまんねん」(セーラー万年筆)とペンテル筆及び三菱色鉛筆)
昨秋、奈良旅行途中に訪れた城郭、亀山城と伊賀上野城。今回は少々浮気心を起こし、水彩画でなく万年筆・筆ペンで輪郭を描き色鉛筆で色付けをしてみた。
亀山城と伊賀上野城、歴史的価値の高いのは、石垣と多門櫓を残す亀山城だろうが、伊賀上野城は、藤堂高虎による急峻な石垣は残っているものの、立派な天守閣は明治以降地元の篤志家によって建てられたものということらしい。亀山城は、伊賀忍者を模した派手な外装の伊賀鉄道車内から見たもの。土日しか内部を開放していない多門櫓に比べて、上野城は平日だが多くの観光客が訪れていた。
(画用紙:月光荘240X204mm、「ふでDEまんねん」(セーラー万年筆)とペンテル筆及び三菱色鉛筆)
アイランド・ゴールウェイの北40㎞にあるコリブ湖畔の古城ホテル・アシュフォード城で昼食の後、散策したコング村で見かけた建物。ダブリンの国立考古学・歴史博物館に収蔵されているという「コングの十字架」の安置されていた7世紀に建立されたコング修道院遺跡の前にあった民家(?)。壁に纏わり付いていたツタ(?)の花が奇麗だった。
全くの自己流で描いているので複雑なものに対してはどう表現すればよいのか分からない。「下手も絵のうち」(熊谷守一)の精神で良いか。
(画用紙:vifArt maruman F4(337X248mm)、絵具:チューブ入り不透明水彩絵具&固形不透明絵具(HOLBEIN)))
アイルランド・ゴールウェイの北40㎞にあるコリブ湖畔の古城ホテル・アシュフォード城で昼食の後、散策したコング村で見かけた古民家。この村には7世紀頃創設の修道院跡なども残っているが、20世紀中頃にジョン・フォード監督の映画「静かなる男」のロケ地として有名だそうだ。映画フアンには有名な映画だそうだが、私は知らなかった。我々以外観光客は見当たらなく、静かな村だった。
(画用紙:HOLBAINクレスター水彩紙F4(332×242mm2)、絵具:チューブ入り不透明水彩絵具&固形不透明絵具(HOLBEIN)))
アイルランド西部ゴールウェイの南、景勝地”モハーの断崖”に建つオブライアンの塔。モハーとは。ゲール語で、「廃墟になった崖」を意味するそうだ。断崖は、屋根瓦に出来るようなスレートが積み重なっているのが見れた。ここからの海は、当に大西洋。この塔は、要塞として作られたが、ナポレオンにより破壊され、その後物好きな領主が。観光客を楽しませるために再建したとのこと。当日は何故か閉鎖されており登ることは出来なかった。ビジターセンターは周りの風景を害さないように丘の中に造られ、自然に関する説明展示が興味深かった。
(画用紙:HOLBAINクレスター水彩紙F4(332×242mm2)、絵具:チューブ入り不透明水彩絵具&固形不透明絵具(HOLBEIN)))
アイルランド西部ゴールウェイから南下して、景勝地”モハーの断崖”に向かう途中、見かけた茅葺(?)の家屋。この屋根がこの国の伝統的家屋のようだ。日本の伝統的茅葺・藁ぶきの屋根が、観光地を除けばトタン葺きに変えられているのをよく見かけ、残念に思っていた。この国では、この形を残している家を、特にこの辺りではよく見かけた。
(画用紙:HOLBAINクレスター水彩紙F4(332×242mm2)、絵具:チューブ入り不透明水彩絵具&固形不透明絵具(HOLBEIN)))
アイルランド西部ゴールウェイから南下して、景勝地”モハーの断崖”に向かう途中の田舎町の通り。この辺りは、波静かなゴールウェイ湾に面した海岸近く。近くにはダンゴーラ城等の石造の古城が残されていた。
(画用紙:HOLBAINクレスター水彩紙F4(332×242mm2)、絵具:チューブ入り不透明水彩絵具&固形不透明絵具(HOLBEIN)))