遊民翁の”散策と絵”

”旅や散策”と”撮った写真をもとに描いた風景画”の紹介。

富士・伊豆旅行から (5)微妙に変わる富士の形 その3

2013-03-31 14:01:31 | 水彩画
 山の南西の富士宮辺りから見た富士の様子。この辺から初めて宝永火山が見え始め、少し形が崩れている。
(水筆ペンと固形絵の具、そして一部水彩毛筆の淡彩画、162X227mm)



 最後は、東名高速富士IC入口からの富士山。インターの表示などで、右の方は隠れてしまった。



 これ以降、高速道路で沼津IC、そして伊豆半島横断で伊東までドライブしたが、車窓から富士は良く見えなかった。富士の北東から南西まで略半周したことになる。富士山は、見る方向に依らず似た形にみえる代表的なコニーデ(成層火山)だが、よく見ると微妙に形、特に冠雪の模様が異なっていた。
 見たまま、感じたままを描けていると良いのだが、描いた後で見ると何時も不満が残る。だから描いているのかもしれない。

富士・伊豆旅行から (4)微妙に変わる富士の形 その2

2013-03-25 14:30:32 | 水彩画
 精進湖畔からの富士山。ここは精進湖に映る”逆さ富士”と”子抱き富士”(手前の大室山を富士山が抱いているという)が見える場所。残念ながら湖面が細かい波模様で逆さ富士は見えず。



 次は、朝霧高原からの富士。雄大な富士の全貌を捉えることができた。着色してから気がついたのだが、富士山が尖った形になった。「北斎の富嶽三十六景」や「片岡球子の赤富士」の形に似てきた。周囲に富士山と比較するものが無いため先鋭に見えるのだろう。(水筆ペンと固形絵の具、そして一部水彩毛筆の淡彩画、162X227mm)


富士・伊豆旅行から (3)微妙に変わる富士の形

2013-03-22 14:56:34 | 水彩画
 東富士五湖道路の河口湖ICでは、真正面に、富士山の裾野までの雄大な姿が見えた。この日は、少々花粉と黄砂(?)の影響か少し淀んだ空だが、富士山方向には雲が無かったのは幸いだった。(水筆ペンと固形絵の具、162X227mm)



 西湖いやしの里根場(ねんば)からの富士山。長く、略対称に裾野を引く富士は、何処から見ても(宝永火山を除くと)同じ形に見えると思っていたが、よく見ると微妙に変化している。ここ西湖からは、頂上付近の形は一番崩れているように思えた。


富士・伊豆旅行から (2)東富士五湖道路から

2013-03-19 14:18:02 | 水彩画
 河口湖ICに近付くと富士山が正面に大きく見えるようになった。雪を被った五合目より上。ゆったりとした裾野までの優雅な姿は未だ見えない。
(水筆ペンと固形絵の具、そして一部水彩毛筆の淡彩画、162X227mm)


富士・伊豆旅行 (1)中央高速・東富士道路にて

2013-03-16 16:06:54 | 水彩画
 最近絵を殆ど何故か描いていない。上手く描けないことを恐れているようだ。元々下手な絵でも描いて、訪れた場所の記憶を確かにしようという気持ちで描き始めたのだから、上手く描こうと思うことが間違いなのだが。
 閑話休題。

 先日、富士山の回りを走って、伊豆河津桜をみるドライブ旅行に出かけた。これはそのときの写真を元に描いた水彩(水筆ペンと固形絵の具の淡彩画、162X227mm)。義弟の運転で、私は助手席で写真を撮り続けた。先ず、最初に富士山が見えたのは中央高速相模湖インター近く。この辺から、富士山は頂上付近しか望めない。



 河口湖に抜ける東富士五湖道路に入り目についたのは、リニアー新幹線の実験線。殆どトンネルの中を名古屋や大阪まで行くのはどんな感じだろう? 最近の新聞報道だとアメリカ東海岸に輸出するそうだが、そこは地上を走るのだろう。乗るなら東海岸だ。命があればの話だが。