訪れたのは2014年2月6日、大雪の後で参道には雪がまだ残っていた。八高線明覚駅からバスを乗り継ぎ慈光寺入口で下車。山道を25分歩いて境内に到着。この寺は歴史古く役行者まで出てくる古刹。門前の駐車場からさいたま新都心のビル群が見えた。想像するに、夜景は奇麗だろうし、春には桜が奇麗だろう。
絵は門前に在った開山木造宝塔で周囲には雪が残っていた。屋根と手前の草地の塗り残しは雪のつもり。
星谷寺(しょうこくじ)は我が家から自転車で参詣できる場所。訪れたのは、2008年11月23日。傍を小田急線が走り、秋には車窓から境内の銀杏の大木が奇麗に見える。この日は未だ十分に色付いていなかった。
境内の鐘楼の梵鐘は日本三奇鐘の一つとのこと。なんでも、普通梵鐘には撞座(しゅざ:撞くところ)が表と裏二カ所だがここのは一カ所のみだから奇鐘とのこと。
金目観音には小田急線東海大学前駅から歩いた。訪れたのは2013年5月。途中には古墳、東海大学構内近くには東光寺薬師堂など興味深い場所が多く、散策には良い場所。
光明寺は金目川沿いの集落の中にあった。門前の案内板によれば、このあたりは「明治の文化村:自由民権の里」、「金目散歩道」として売っているようだ。
絵は光明寺の山門。
訪れたのは2009年4月5日の飯山観音花祭りの日。中国の祭りでよく見かける龍踊(じゃおどり)のような大きな白い龍が境内を練り歩いたり、このあたりの温泉旅館の中居さんたちなのか女神輿も練り歩く賑やかな祭り。参拝の後、寺の裏山の白山(284m)の頂上まで登り関東平野の眺望を楽しんだ。
絵のほうは水彩毛筆「彩」を併用してみたが今一つしっくりしない。
坂東札所五番の飯泉山勝福寺は小田急線足柄駅から歩いて訪れた(2009年3月31日)。境内は、二宮金次郎像と江戸時代の相撲取り雷電の記念碑等が見られた。更に仇討で名高い曽我兄弟にも関わりのある寺らしい。元々は、弓削道鏡とも関係のある寺らしい名刹。
この絵は、勝福寺の山門で、ダーマトグラフで下絵を描き色付けたもの。実際には非常に大きな山門なのだが、描いてみたら小さく見えるのは未熟のなせる業。
訪れた日は偶々庭の手入れで午後休園で、入園したのが閉園30分前。慌ただしく庭園内を歩いたが、自分にとっては庭より本館の西洋館に目を奪われた。日本の建物の良さを忘れて、西洋被れとは言わないが、追いつけ追い越せで西洋的な建物を建てた当時の日本人の気持ちも分からないではない。中国や朝鮮よりいち早く近代化できた要因の一つはこの辺にもあるのだろう。
今回は、鉛筆下書きのあと、ダーマトグラフで描き込み色付けをしてみた。一寸違った感じが出た。