暮しを楽しむアイディアノート

2012年の引越しを契機に新しい暮らしを楽しむためのアイディアをメモしています

『足るを知る』美しい庭を目指そう

2013年08月29日 04時44分01秒 | 自分らしい庭作り

昨年は前の家より30坪広い土地が嬉しくて、あれも植えよう、これも欲しいと欲張って、沈丁花、クチナシ、ドウダンツツジ、箱根ウツギ、オタフク南天、白露柳、と次々に苗を買っては植えていきました。我ながらもう『足るを知る』事を自覚しなければならない年齢なのにいつまでも欲が深い自分を恥ずかしくも思いましたが、ただ欲張るだけでなく長年暮らした思い出深い元の家の庭を再現したい気持ちもありました。最近はだんだんそれも落ち着き、これ以上は増やさずに今ある物を大切に育てていこうと思うようになりました。そして、植える物はどうしてもこれが欲しいと思った物だけに絞っていこうと思っています。あってもなくてもいいような物を植えるのはスペース、育成のための費用と時間という観点から考えると無駄でしかないと割り切ろうと思います。

憧れの広い庭を実際に手に入れてみると、それをきれいに維持管理するのはどんなに大変かと言う事がよく分かりました。そしてずっと疑問だった、ここの庭のほとんどが常緑樹という理由もわかりました。力強い印象の石ぐみとのバランスを取るためには落葉した木では無理です。年中一定の姿を保つ常緑樹でなくてはならないし、落葉樹が多いと落ち葉の掃除が大変だからではないかと思いました。

毎日散歩しながらいろいろなお宅の庭を拝見していると、『欲深いお庭』が目につくようになりました。この団地ではどのお宅も最低でも60坪近い敷地を持ち、車2台分のカーポートと庭のスペースがあります。だから街中の住宅密集地帯のように塀の上や道路にはみ出してまでして植木鉢やプランタを並べなくてはガーデニングを楽しめないような所ではありません。そういう場合なら仕方ないと思いますが、ちゃんとした庭があるのに庭木や草花が道路に大きくはみ出しているお庭、家に沿って作られた公共の植込みの隅などにまで勝手に草花を植えているお庭をあちこちで見かけます。そして園芸好きな住人らしいのにそれらをあまり管理していない場合が多くて、ちょっと剪定したり咲乱れた花の姿を整えたりという最低限の管理すらできてないのを見ると、ただ欲深さしか感じられないのです。

私も人の事は言えない『欲深い』人間なのでこういう例を反面教師として『足るを知る』人間が作る抑制の効いた美しい庭作りを目指したいと思っています。




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