伝統行事大好き人間の夫のお陰で、結婚以来ずっと十数種類のおせち料理を作らされてきましたが、60歳を過ぎるころからだんだん疲れてきました。
娘たちに和食作りの基本として、また日本の伝統文化としてのおせちを伝えたくてこれまで頑張って作ってきましたが、彼女たちだけでなく孫にも毎年しっかりと食べさせてもう十分に「彼らの舌に伝えた」と思うのでそろそろ卒業したいと思っていました。
それが数年前から数の子と蕪の甘酢漬けは夫が作ってくれるようになり、遠方に住む次女はおせち作りはもう我が家の伝統になったのだから続けるべきだと言いますし、今回は長女も自分にできることは受け持つわと言ってくれました。
そんなわけで私は「何とな~くゴチョゴチョと簡単にやる」程度でおせちが出来そうです。
これまでみたいに「一気呵成に十数品のおせちを作る!!」という悲壮な感じではなく、前日の夕食後に下拵えしておいて朝食の支度をするついでに一品、ガスの火が空いたらもう一品下拵えして、お茶碗を洗いながらついでに煮る、なんていう感じで何とな~く黒豆とキンカンの甘露煮と芯にシシャモを巻いた昆布巻きが出来上がりました。(もちろんまだこのままでは置けませんので瓶詰にして常温保存が出来るように処置する予定です)あとはお煮しめを作って慈姑を煮ればこれまで作り続けてきた「我が家の定番のおせち料理」の私の受け持ち分は完成ですが、これらはあまり早く作っても保存が大変なので最後の生ごみの収集日の29日の早朝に野菜の皮をむいてゴミに出してから作り、31日にもう一度火を通す予定です。他には皆に食べさせたいと思う魚料理と肉料理を4,5種類考えておけばいいだけです。手間がかかる野菜料理に比べ、肉魚は短時間で作れるのでこれらは31日に作ればいいと思います。それに今年はお餅をつかないでもいいと夫がいうので買ってくることになりました。お雑煮は材料さえ用意しておけばいいし、ああなんて楽チンなんでしょう!!
おかげで私は年末も日課の散歩や筋トレを欠かさずに続けられそうだし、「家事デー」と「フリーデー」を繰り返す暮らしのスタイルも変えず、毎日のお惣菜も手を抜かず作れそうです。
ただ、クリスマスイブの外出は大失敗でした。長女宅の孫達に何かプレゼントを、と思ってマフラーを買いに行ったのですが、普段人の少ない時間帯でしか買い物をしない習慣の私は人ごみに酔い、どっと疲れてしまいました。それに昨日は1月3日が誕生日の夫へのプレゼントのことを思い出し、美味しいお酒を探しに出かけたりもしてクタクタ。
12月の上旬は近くの大学の公開講座を受講したり、街に遊びに出て、ベレー帽やすてきなブレスレットを買ったして楽しく過ごしてしまいました。また庭に出てスコップ片手に古いバラを掘り上げている私を見て「今年はそんなことをするゆとりがあるのか!?」と夫をびっくりさせたりもして。
遠方の孫には早めにクリスマスプレゼントを送っておきましたが、やっぱり同時に近くの孫たちへのプレゼントの買い物もしておくべきで、来年は12月に入ったらすぐにこれらの買い物をしてしまおうと思いました。
イベント大好きな夫が12月に入るや否や、やれ年賀状だ、クリスマスだ、お正月だと急き立てるのが煩わしくて、そんなことは12月20日ぐらいからでいいのよと思って自分のお愉しみを優先したことを反省しました。自分の体力のなさを自覚して来年は何事ももっと早くから取り掛かろうと思っています。