冷凍庫の整理が出来て自家製の冷凍食品素材がだいぶん溜まってきたので時間的なゆとりがうまれ、何だか心まで豊かになったような気がする私です。
これまでは「冷凍食品はまずい」という夫の無理解で冷凍食品を買うことが出来ませんでした。(夫には単身赴任中に不味い冷凍食品を食べざるを得なかったというトラウマがあることは私もよく分かっているので)私も意地っ張りなので、どう考えても自分の考えの方が正しいと思ったら、いちいち気難しい彼のご意見に反論しつつ自分が生きやすいように変えていく努力を続けてきました。人生の大部分が小うるさい夫の偏見と闘うだけだったのかもしれない・・・と思うと何だか暗澹たる気分になりますが。
でも、最近になって夫は自分からいろいろ買ってきて味見をするようになってきて徐々に考えが変わってきたようでした。それで、私ももう冷凍食品を買ってきてもよさそうだと判断して少しずつ買い始め、その一方で自作の食品も冷凍し始めました。
ちなみに昨日の夕食は昼食が鮭とごぼうとマイタケの炊き込みご飯というデラックス版だったので夜は軽く、ということにして「豆腐ハンバーグ」を作ってみました。店で出来合いの「豆腐ハンバーグ」を買うと小さくて食べた気がしませんが、家でならもっとおいしくたくさん出来るはずと思って手作りしました。
散歩に出る前に木綿豆腐を水切りしておいたので具と合わせたらアッと言う間に出来上がり、いろどりには青梗菜を加えてあっさりとした和風アンをかけて仕上げました。和風なので中にはひじきやシイタケ、人参、揚げ半、枝豆を入れたのでたっぷりした豆腐ハンバーグが6個もできました。散歩から帰ってから短時間で料理が出てきたのを夫は不思議そうな顔をして食べていましたが、もちろんこれには裏があります。
実は枝豆以外は「ひじきの煮物」なのです。そしてこの両方が自家製の冷凍食品で、散歩に出かけ豆腐の水切りをしている間に解凍しておきました。帰ってから水切りした木綿豆腐に白だしなどで味を付け、つなぎとして小麦粉少々と卵を加えてよく混ぜ粘りを出し、「解凍した枝豆」と「解凍したひじきの煮物」を混ぜ合わせて小判型にまとめて焼いただけだったのです。その一方で青梗菜をゆでている中に出汁を入れ和風に味付けしてトロミを付けてアンを作って焼きあがったハンバーグに掛けて出したと言う訳です。
ひじきの煮物は小分けにして3食分を冷凍してありましたが、ハンバーグに1食分を使ってしまったのでちょっと残念です。枝豆は黒豆だったのでちょっと高かったのですが、その分美味しかったのでよしとしましょう。
これまで「ひじきの煮物」は作るのに時間と手間がかかる割には主菜にはならないお惣菜だからこんなものはお店で出来合いを買って来る方が合理的だと思っていました。でも、卵と混ぜて厚焼き玉子にしたり、今回の方に豆腐ハンバーグにしたりすれば立派な主菜になると気が付きました。
栄養的にもバランスがいいし、健康的な食材だと思うのでこれからはもっと積極的に沢山作って冷凍しておこうと思います。