あるブログでリフォームの様子を見ていたらビフォアは我が家と同じような和風の引き戸の玄関でしたが、アフターは片開きの洋風な引き戸になっていました。そのお宅の全体のバランスからみて左右から開く一間の引き戸は大き過ぎましたから、アフターの方が断然素敵でしたが、家の中から見た玄関の明るさでは元の方がいいと思いました。
我が家も左右から開く和風の引き戸になっているので、家の内側から見ると本当に明るくて気持ちのいい玄関です。吹き抜けになっている二階部分にもはめ殺しの窓が付いているのでいっそう明るく、高い天井が玄関を一層広く感じさせてくれます。特に夜外から見ると縦の格子戸から漏れる玄関ホールの灯りがとてもきれいで、和風の家の佇まいの美しさに見とれてしまいます。これだけは洋風の家にはない物で、和風の家独特のスタイルですが、玄関が明るい事で道行く人は安心して夜の道を歩く事が出来ます。ただ我が家は早寝なので、さっさと灯りを消してしまうのが申し訳ないです。
元の家では町内会の活動が活発で、たくさんの年中行事がありましたが、防犯活動もあって夜間パトロール、小学生の下校時の見守り活動などしていましたが、「一軒一灯運動」と言う物もありました。それは夜間道行く人の安全のために門燈を点けましょうと言う運動でした。私も月に2度の夜間パトロールに参加していましたが、暗い道をずっと歩いていると、小さな街灯や門燈でもとても明るく感じて、ここには人が住んでいと実感出来て何だかホッとしていました。冬の夜などは特に家々の窓から漏れる灯りに家庭的な暖かさを感じて学校や仕事を終えて帰る人達はきっとこの灯りを目指して急ぎ足で帰ってくるのだろうなあと思いました。
我が家の向かいには明るい街灯が一晩中ついていましたが、この家でも向かい側に小さいけれど強力なLEDの街灯が付いています。だから真っ暗な夜を経験したことがなくて夜中でも灯りを点けずにスイスイ歩いてトイレに行ける暮らしをずっとしてきたので闇の怖さを忘れているところがあります。
今日で8月も終わり、残暑はしばらくは続くのでしょうが、日一日と日暮れが早くなってきますね。