ネット検索すれば、これでもか、これでもかと果てしなく出てくるお庭に美しく咲き誇ったバラの数々・・・。
次から次にそういうものを見せられると、実際は日本中から選りすぐったバラ作り名人とかプロの作った庭を撮った画像なのに、次第に自分でもこんな素晴らしい庭を作ることが出来るに違いないと買い集めたバラの苗を見ながら夢見て(妄想して)しまいます。よく考えてみれば、たまたまその時だけ美しく咲いたからネットに載せたというバラも含まれているとは思いますが、それは私がうっとりなどせず、ひんやりと冷静な目で見ている時(ほとんどない)だけです。
現実の私の庭のバラはちょっと薬剤散布を忘れていたら、病虫害でボロボロと言う有様で泣けてきます。無農薬が理想だとはわかっていても、私のレベルでは到底無理だと思い知りました。
先日も友人が長年の努力の甲斐あってあるスポーツで優勝されましたが、その栄誉の裏にはいろいろな犠牲があった事を知っています。「素晴らしい物や事」には見た目だけでは計り知れない苦労とか努力がその土台にあるのですよね。
以前、大きな「カミキリムシ」が庭のゆずにとまっていて、まあ、なんてきれいな昆虫なんでしょう!なんてノホホ~~ンと眺めていたのですが、実はとんでもないヤツだということを知って大ショックです。「脳内ローズガーデン」にはヤツラの存在を示す画像なんてなかったのです。(例えあっても目に入らない私)今はいかにしてコヤツやらアヤツやらを我が庭から絶滅させられるかを一生懸命に考え中ですが、美しいバラのためにどれだけの命を奪わなくてはならないのか…と考えると落ち込みます。
今年はもう6鉢も買ったのに今日もまたオークションで落札した「レディーオブシャーロット」が届きました。明日は「レイニーブルー」が届く予定です。
ああ、私の夢って単なる「脳内ローズガーデン」=妄想でしかないのかもしれないのに、こんなに買っちゃって・・・・・・。