柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

閉所恐怖症

2019年06月08日 09時08分12秒 | 日記
ものごころついた時からずっと、閉所恐怖症です。
(高いところもダメですが、恐怖症、というほどではありません)

エレベーター、満員電車はもちろん怖いんですが、
長距離の車もダメです。
電車は、歩けるほど空いているならば、大丈夫。
歩きますから。
でも、台風や事故や故障で電車が止まってしまったら、ダメです。扉が開かない、閉じ込められた、とパニックに陥り、車掌さんに、出してください! 死にそうなんです! 出してください!と訴え、出してもらったことがあります。あれは台風のとき、京浜急行の立会川駅の辺りでした。あまりにも怖かったので、その後のことは憶えていません。

仕事で海外へ行かなきゃならない時は、飛行機の中でウワーーッと叫びそうになったら、通路をぐるぐる歩き廻っています。

歯医者や美容院で、顔に布をかけられるのがダメです。

イヤホンがダメ、耳栓がダメ、閉じ込められる感じがして、脂汗が出てくる。
だから、ラジオ収録などの際も、ヘッドホンはぜったいにしません。

タイツ、ストッキング、靴下がダメな時があるんです。

足が袋に閉じ込められている気がしてーー。
(五本指ソックスだと、袋感が薄れて大丈夫だということがわかり、普段は五本指ソックスを履いています。
ワークスとかで安くて丈夫なのを買って)

なにもかもダメだったのは、10代半ばの時で、
空がダメでした。
地球がガチャポンみたいなカプセルに思えて、
青い空に閉じ込められてるーー、と過呼吸になり地面に倒れ、救急車で運ばれたこともあります。


靴下が大丈夫かどうかが、一つの指針ですね。

今日は14時半〜、本屋フルハウス土曜イベントを行います。

事前予約は10人、ということなので、離れで座布団で、という形にします。

畳で足が見えるから、普通の靴下を履いたぞ。

『ねこのおうち』を朗読します。

どのシーンを読もうかな。






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