柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

国蝶オオムラサキ!

2014年04月16日 15時09分14秒 | 日記

嘘みたいな話なんですが、本当です!

2012年9月23日、わたしは大手町サンケイプラザで開催された「インセクトフェア」で、オオムラサキの幼虫を4匹購入しました。

食樹であるエノキも2株購入し、幼虫を育てました。

12月頭に枯れ葉に糸を吐いて体を結びつけ、枯れ葉色になって、葉とともに落下しました。
みるみるうちに半分くらいの大きさに縮み、かさかさになり、黒ずんできました。

ここまでは、想定内なんですよ。
オオムラサキは、4齢幼虫の姿で仮死状態となり、越冬するのです。

2013年――、春になり、夏になり、秋になりましたが、幼虫はかさかさに縮んだまま目覚めませんでした。

や はり昆虫マニア(わたしは蝶・蛾の幼虫、息子は「ハネカクシ」という甲虫が好き)の息子に、「これはもう駄目だろうね」とてのひらにのせて見せたところ、 「駄目だね」と断言されたのですが、わたしは「万が一」という望みを捨てられず、彼らをエノキの根元に置いておいたのです。

2013年が終わり、2014年が始まり、春になりました。

今朝、植木の水やりをしている最中に、エノキの葉の上で動くものが――。

「わぁぁぁぁぁぁぁ! わぁぁぁぁぁぁ!」わたしはホースを投げ出して叫びました。

オオムラサキです!

1回脱皮して緑色になった5齢幼虫が2匹、
まだ茶色い越冬モードで幹に張り付いているのが2匹、
全部、います!

これから、5齢幼虫はエノキの葉を食べつづけて脱皮し、6センチほどの6齢幼虫に成長すると、6月に入る頃に いよいよ蛹化し、7月に羽化します。

1年間仮死状態で、翌々年の春に目覚めるなんてことが、あり得るんですかね?

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひなたぼっこの兄妹猫 | トップ | この子だれの子? »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事