WHO事務局長が、新型コロナウイルスが世界的な流行を意味する「パンデミック」になったと発表した翌日ではあるけれど、わたしは今日から仙台・東京に出張(打ち合わせとラジオ出演)です。
旧「警戒区域」で居住人口が3663人(東日本大震災・東京電力福島第一原発事故前は1万2834人)の福島県南相馬市から、1400万人目前の大都市東京に行って帰ってくるのは、かなり勇気が要るし、緊張します。
わたしが、コロナウイルスを南相馬に持ち帰るわけにはいかないからな……
帰りは、14日の夜です。
14日は、常磐線が9年ぶりに全線開通する歴史的な日です。
コロナウイルス感染拡大がなかったら、もっと大喜びして、「みんな常磐線に乗ってフルハウスに来て!」と騒いでいたのですが……
常磐線ひたち号の中で独り静かに喜びを噛みしめます。
(と書いて、いま、ひたち号の切符を自宅に忘れたことに気づき、あわててLINEしました。速達でホテルに送ってもらえば、間に合うはず……)
https://odaka-fullhouse.jp/2020/03/01/post-5286/
ブックカフェ・フルハウスは、予定通り3月20日にオープンします。
14日、東京からの常磐線の中で、わたしはたぶん、泣くと思います。
小高、浪江、大熊、双葉、富岡の9年間を想って……
(それは、自分自身の9年間の歩みでもあるから……)
小高駅で覆いが取れた駅名を見上げるだけで、泣けてくる。
双葉、大野、夜ノ森……
(常磐線の津波と原発事故による不通区間は、9年かけて少しずつ再開通しました。この方のブログの図が解りやすいので、添付します。