柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

悪夢

2019年04月21日 06時22分28秒 | 日記
また、息子の夢を見た。
息子は幼稚園の年中組だった。
幼稚園から帰るバスの中、息子と同じ組の男の子が二人並んで最前列に座っている。
わたしは何故かバスの真ん中ぐらいに座っていて、ときどき腰を浮かせて、2人がきちんと座っていることを確認する。
と、いつ間にか、フロントガラスに額をつけて見ているような映像に変わるのだが、水の中を走っている。走り方からして、バスではなく、電車? でも、線路は見えない。海を切り開くように走っている。左右からの波が高いーー、怖い、と思った瞬間、呑まれた。呑まれながら、子どもたちは? たけ! たけ!と叫んでいた。
次の場面は、陸地。
わたしは、助かっていた。
目の前にバスの運転士がいて、2人のずぶ濡れの子どもを片腕に1人ずつ大きなぬいぐるみみたいに抱えていた。
2人の子どもは顔が血だらけだ。
たけが言う。
「ぼく、みずにのまれて、そとにでられなかったんだけど、あしでおもいっきりけったら、ガラスがわれて、ガラスのあいだからそとににげた」
まず息子、次に男の子を抱き寄せて顔を見てみると、ざっくりと大きな傷口が開いている。
病院に連れて行かないとーー。
わたしは辺りを見回し、大変! 病院! 誰か!誰か!と叫ぶ。
自分の叫び声で目を覚ました。

春は、死が濃くなる。
辛い夢ばかりみる。
まだ、6時半。
二度寝してみます。
おやすみなさい。


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命日

2019年04月21日 02時39分53秒 | 日記
4月20日は、東由多加の命日だった。

5月12日は、東の誕生日。

生きていれば、74歳になるんだね。


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絶不調でも仕事

2019年04月21日 02時17分17秒 | 日記
ここ何日か、頭痛と目眩がひどく、ほとんど横になっていた。

とは言っても、原稿の締切は容赦なくやってくる。
18日と19日はベッドの上で、2本の原稿を書いて、ギリギリなんとか間に合った。
昨日(20日)はちょっぴり持ち直し、本屋フルハウスの「柳美里選書」にお申し込みいただいた4人の方の選書を行い(申し込み順にやっています)、お一人お一人にメッセージを書いた。夕食前に本の小包をコンビニに持って行き、発送の手続きをした。
(ご興味ある方は、柳美里からの80問だけでも覗いてみてください)

https://www.odaka-fullhouse.jp/bookselect/


6月に河出書房新社より刊行される宗教学者の山折哲雄さんとの対談集『沈黙の作法』の初校ゲラの手入れを行った。1章が1夜という構成になっていて、全部で6夜ある。明日中に5夜と6夜の手入れを終わらせて、河出の尾形龍太郎さんにゲラを戻す。週明け月曜日に届く予定の1夜〜4夜のゲラの手入れは、月曜中に終わらせないと、かなりマズいことになる。

これから寝て、起きたら先ず『沈黙の作法』のゲラ手入れと、あとがきを書かなくちゃ。

図書館に行って、次の東京についての原稿の資料を借りてくるのが先かな?

あ、もう午前2時過ぎだ。

眠らなきゃ、また体調が崩れるーー。


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