柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

ねこのおうちは、手を離した。

2019年04月12日 22時34分01秒 | 日記
Eさんと、原町の千壽で晩ごはんを食べて、
また逢いましょう、と握手をした。

帰宅して、6月に河出書房新社から出版される文庫『ねこのおうち』のゲラを戻した。

明日は、仙台に行き、第2回仙台短編文学賞の授賞式に参加します。
わたしが、第3回仙台短編文学賞の選考委員を務めるようです。

急ぎの原稿8本は、14日からの週で全部書きます。
6月に刊行する山折哲雄さんとの対談集の初校ゲラも戻します。

全速力で進みます。

今月中に、小説を80枚書いて来月に繋げたいーー。



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桜の下を二人で歩く。

2019年04月12日 22時17分51秒 | 日記
友人のEさんと、10ヶ月ぶりに逢った。

Eさんは、昨年7月に9歳のDくんを亡くしている。

生まれつき心臓に疾患があったという。

Dくんは、Eさんのお兄さんの長男である。

お兄さん夫妻は、2011年3月11日の津波で命を落とした。

言葉が無い。

お悔やみの言葉をかけることもできなかった。

今日、小高川沿いの桜並木の下を二人で歩くことができた。

桜は満開だった。

Dくんは桜が大好きだったそうだ。








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出版間近の本

2019年04月12日 14時27分06秒 | 日記
6月に河出書房新社から出版する、宗教学者の山折哲雄さん(88歳)との対談集の原稿が、今朝ようやく終わりました。
もう、スケジュール的にギリギリなので、ここ何日かは眠る時間を切り詰めてやっていました。

腰も、かなり痛いから、椅子に座れない。

リクライニングチェアーに体を寝かせて、スマホを固定してーー、というスタイルです。

あとはゲラに手を入れて「あとがき」を書いて、終わり。

山折さんには「まえがき」を書いていただきます。

本の完成が楽しみ。

6月には、『ねこのおうち』の文庫も出版されます。

楽しみにしていてくださいね。


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