柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

長野から東京へ

2016年08月19日 16時22分04秒 | 日記
中房温泉からバスで穂高へ、穂高から松本に出て、松本の「こばやし」で天ぷら蕎麦を食べて、松本から長野に移動し、長野からいま新幹線で東京に向かっているところ。
今日と明日は東京で用事があるので東京に泊まり、明後日、南相馬に帰ります。



でも、不思議……

息子が息子と思えないほど、大きい。
言動が、もはや子どもじゃない。

歳月の階段を踏みはずしてしまったように感じる瞬間がある。
何かの拍子で玉手箱の蓋がゆるみ、時が10年ぐらい漏れ出てしまったような……
そんなとき、この人は誰なんだろう?というような表情で息子を見上げてしまい、「ママ、どうしたの?」と息子に訊かれて、「なんでもない。ちょっと疲れただけ」などと誤魔化すーー。

不思議だ。

しっくりこない。

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