北アルプスの燕岳登山口にある中房温泉に滞在しています。
わたしは、10代半ばから30歳まで温泉宿で仕事をしていました。書き上げるまでは絶対に帰らない、と決めて、長い時は半年以上滞在して戯曲や小説を書いていたんです。東は東で、東京キッドブラザースの戯曲を書いていました。温泉宿で暮らしていたんですよね、東由多加とふたりでーー。
(32歳で息子を産んでからは定住しています)
日本全国を転々としていたのですが、メインの宿が3軒ありました。
奥鬼怒の加仁湯、伊豆七滝温泉のつりばし荘、そして、ここ中房温泉です。
中房温泉、懐かしいです、ロビーや露天風呂や廊下、東と交わした会話が蘇ります。
一昨日、昨日、と温泉に浸かり続け、脚の傷みがやわらいでいくのがわかります。
かつて暮らしていた場所なので、よく眠れます。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。