柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

2015年最後の「ふたりとひとり」収録

2015年12月22日 15時04分00秒 | 日記
今日は、11時から南相馬市立中央図書館の小会議室で収録だったんですが、わたしの思い込みで南相馬市民文化会館「ゆめはっと」に行ってしまったんですよ。
そしたら、休館日だったので大慌てで南相馬ひばりエフエムのスタジオがある市役所の3階に行ったんですが、今野さんがいない――。
図書館で収録だということが判明し、パーソナリティーの荒さんに車で送ってもらいました。おっちょこちょいで、大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。

写真右が、原町区橋本町にある「清剣館」で剣道を教えていらっしゃる小林清利さん(63歳)、左が居合を教えていらっしゃる西内芳幸さん(68)です。

西内さんは震災前は小高区村上にお住まいでした。津波で、お宅とお墓を流され、お母さまと奥さまを亡くされました。

小高区は「警戒区域」となったために(現在も「避難指示解除準備区域」)行方不明者の捜索が遅れ、奥さまが見つかったのが6月、お母さまが見つかったのは10月――、お葬式を出されたのは11月だそうです。

それから1年半は何もやる気が起きなかったけれど、このままでは病気になる、と思い、避難先の猪苗代で剣道場に通いはじめました。

お話しを聴いていて、わたしも剣道と居合を習いたい、と思いました。

まずは、骨折してから物を強く握ることができなくなってしまった左手を治さないといけないな……

治るのかな……

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