期間 2015年1月29日(木)~2月4日(水)※日曜・祝日は休館
時間 午前10:00~午後6:00(最終日 午後3:00まで)
入場無料
会場 「オリンパスプラザ 東京」
東京都千代田区神田小川町1丁目3-1
https://maps.google.co.jp/maps?
[オープニング・レセプション] 1月31日(土)18:00~19:30
親友の柳美里がスピーチに、美術家の秋山祐徳太子さんが乾杯の音頭に駆け付けてくださいます。
[柳美里 推薦文]
小野田桂子は、記憶の人である。
単に記憶力がいいというのではなく、彼女は、現在と分け隔てなく過去と接しているのである。
彼女は直感的にいつも、在ることと無いことの只中に立っている。
そして、それはそのまま、写真家としての資質に恵まれているということに他ならない。
小野田桂子の写真を見て、わたしは、彼女から聞いた、心筋梗塞で死に瀕していた父親を前にして、「まだ息があるうちに撮っていいですか?」と主治医に許可をとり、写真を撮り続けたという話を思い出した。
小野田桂子は、父親を海難によって奪われた過去を持つ舞踏家の肉体と、津波によって 18487人もの命を奪った海を同時に写真に納めた。
彼女は、悲劇が起きた場所とその時間を感覚してはいても、そこに力点は置いていない。
過去は現在の対立物ではないし、死は生の対立物ではない、ということを知っているからだ。
小野田桂子は、一瞬の生と永遠の死の不確かさを眼差している。
2014.11.5 柳美里
http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/150129_onoda/
時間 午前10:00~午後6:00(最終日 午後3:00まで)
入場無料
会場 「オリンパスプラザ 東京」
東京都千代田区神田小川町1丁目3-1
https://maps.google.co.jp/maps?
[オープニング・レセプション] 1月31日(土)18:00~19:30
親友の柳美里がスピーチに、美術家の秋山祐徳太子さんが乾杯の音頭に駆け付けてくださいます。
[柳美里 推薦文]
小野田桂子は、記憶の人である。
単に記憶力がいいというのではなく、彼女は、現在と分け隔てなく過去と接しているのである。
彼女は直感的にいつも、在ることと無いことの只中に立っている。
そして、それはそのまま、写真家としての資質に恵まれているということに他ならない。
小野田桂子の写真を見て、わたしは、彼女から聞いた、心筋梗塞で死に瀕していた父親を前にして、「まだ息があるうちに撮っていいですか?」と主治医に許可をとり、写真を撮り続けたという話を思い出した。
小野田桂子は、父親を海難によって奪われた過去を持つ舞踏家の肉体と、津波によって 18487人もの命を奪った海を同時に写真に納めた。
彼女は、悲劇が起きた場所とその時間を感覚してはいても、そこに力点は置いていない。
過去は現在の対立物ではないし、死は生の対立物ではない、ということを知っているからだ。
小野田桂子は、一瞬の生と永遠の死の不確かさを眼差している。
2014.11.5 柳美里
http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/150129_onoda/