旅と宝塚と写真好きジジ

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宝塚花組公演 観劇記

2018-08-18 15:16:48 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

 

若しやして「黒ラブのいる生活(bellsan0704rabyisan1204さん)」さん、折角読者登録をして下さったのにお礼をまだ申し上げなかったのではと危惧し今回書きました。もしこれが初めてなら深くお詫び申し上げますとともにこれからも( `・∀・´)ノヨロシクです。戌年でワンコ大好き人間ですが、飼えない環境にいるので黒ラブ君の記事と画像タノシミニ拝見しています。
 
ココ2日は一挙に秋を思わせる爽快な日が続いてばて気味のジジも漸く息を吹き返しつつあります。16日は不安定でムシムシのお天気ながら宝塚花組11時公演を観てきました。1月の「ポーの一族」以来の花組ですが、今月もほぼ満員の客席は熱気がありましたね。作品はまず人口に膾炙した天草四郎の物語。
 
 
新しい緞帳もお目見え
 
 
印象的なポスターです
 
公式HPより荒筋

ミュージカル 『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』
作・演出/原田 諒

江戸時代初期、幕府による禁教令が発布された後も、九州・天草の地には数多くのキリシタンが隠れ住んでいた。そこに一人の男が流れ着く。自らの過去を多く語ろうとしないその男は、キリシタン大名として知られた小西行長の遺臣によって拾われ、四郎と名づけられた。周囲の人々に頑なな四郎は、やがて一人の娘との出会いを通じてキリシタンの教えを知ることになる。その頃、肥前島原藩主によるキリシタン弾圧と過酷な年貢の取り立てに、民衆たちの我慢は限界に達していた。天草、そして島原の人々の為、立ち上がることを決意する四郎。はたして彼は真の救世主(メサイア)となり得たのか、そして人々の心に何を残したのか……?島原の乱の指導者として多くの伝説を残し、今もなお謎多き人物として異彩の魅力を放つ天草四郎時貞の姿を、新たな視点でドラマティックに描き出した作品。従来の日本物の枠にとらわれず、衣装や美術に現代的なエッセンスを加味した、新たな日本物オリジナル・ミュージカルとしてお届け致します。

 
異聞と断られているように単なる伝説的な美少年ではなく、カリスマ的な美丈夫元海賊の夜叉王丸事後の天草四郎と言う設定。異聞と断るだけに宝塚の舞台に乗せるには難しい宗教に対する解釈は演出家の原田氏の宗教観?が前面に出た感じですが、ジジは「神仏は心の中にある」と言う表現には賛成です。
 
世界中にごまんとある宗教につきどれが正しいとか言い出したら切りが無い。ジジは比較的宗教に生活が律されて自由がない国に住んでいるのでは無い事に常に感謝しています。同一神を信じながら戦う国々を見ると特定の宗教に縛られずに過ごせる幸せをいつも感じます。まあ宝塚が夢の世界だと言えばそうだから、どの演目も夢の中の一場面だと思って難しく考えず楽しみましょう。
 
これぞトップの笑顔で銀橋にすっくと立って歌い出す明日香さん。1年の間にすっかり成長されて押しも押されぬトップ。同じ事が柚香さん、水美さんにも言えますね。この3人に瀬戸さん、鳳月さんががっちり支える形。これが今の花組の姿。イイネ。娘役のトップ仙名さん戦争モノで見せ処が少ないのは仕方がないが、どう見ても天草四郎と相思相愛になる過程が無く無理がある。
 
荒筋は公式のコピーに譲りますが、今回この短い時間に若手もある程度活躍できたのは脚本演出の原田氏の功績か?和海、飛龍、さん始め皆さん元気溌剌と各場面を盛り上げてくれました。抜擢の聖乃あすかさん、若い将軍として押し出しもあり、立派に勤められたと思います。ただ後ろ姿や歩き方にもう少し配慮があればなお良かったと思う。でも最後はキリリと締めて水美さんとの対決良かったです。
 
一樹、高翔さん存在感抜群でした。天真さん長い間お疲れでしたね。最後柚香さん、水美さんとてもよかった。柚香さん、押さえた演技でも常に存在感が出ていて今までになく良かった。水美さんも最初と最後をきちんと違う形で締めくくられ成長を感じました。最後に階段を使った天草城陥落のシーンとても大迫力でグー。願わくば全員が階段を駆け上がり炎と共に炎上、その中にスックと立つ明日海さんで終わり。金の衣装の場面無くてもいいのでは(宝塚の宿命だが)
 
 
吊り下げられた大きなパネルで場面転換はいいアイディア
 
 
颯爽 笑顔の明日海りおさん
 
 
いつも美声の仙名彩世さん
 
 
辛抱役でも光る 柚香 光さん
 
 
大階段を使った天草城の戦闘場面 大迫力でした
 
公式HPより
 

ショー・スペクタキュラー 『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』
作・演出/野口 幸作

百花繚乱、色とりどりの花が咲き薫る永遠の花園、タカラヅカ。そのなかでもひときわ美しく大輪の花を咲かせる明日海りお率いる、比類なき美の宝庫・花組の魅力の全てを盛り込み、「花美男子(HANAOTOKO/ハナオトコ)」の誘惑に心ときめき、「花美乙女(HANAOTOME/ハナオトメ)」の優美な姿に酔いしれる、絢爛豪華で大人の雰囲気のショー作品。
野に咲く花々のように麗しく美しく芳しく、夜空を彩る花火のように熱く激しく妖しく、そして鮮烈に!
古今東西の名曲と美しいコスチュームの数々で、花にまつわる恋人たちの愛と夢とロマンを描く、めくるめくエンターテインメント・ショーにご期待下さい。

今回作品も色とりどりの場面が流れるように次々と現れてまさに百花繚乱、あっと言う間にフィナーレ。野口氏。お見事でした。それと衣装のセンス、何か今までにないデザインと色彩を感じましたね。出演者も随分映えて見えました。それと振り付け陣も良かった。スターの力量以上に見せてくれたと思う。フィナーレのデュエットとも危険なリフトなしでもすてきでした。

明日海さん出ずっぱりで楽しませて下さりアリガト。でも柚香さん、水美さんで一場面、それも幕前なんぞでなく本舞台で1本あればなおグー。闘牛士の場面は明日海、水美さんお二人の方が散漫にならなくてよかったのでは。それとローマの場面はむしろ仙名さんでよかったのでは。後雨傘、ハードロックの場面の振り付けがセンス抜群で特によかった。そうそう照明や装置も今回中途半端でなく良かった。幕開きのダンサーが渦巻く感じの場面も素敵でした。皆さん見に行きましょう!高翔さんダンス素敵でした

開幕前

この衣装可愛いけどチョットね

明日海さん ゼーンぶステキでしたよ

中詰めのラテンも爽やかでよかった

フィナーレの定番エンビ服のダンス

まさに百花繚乱のハジマリ

闘牛士と牛さんのデュエット 不思議な感覚が見事

傘の場面 軽快に楽しく見られた タップがあればなお良しか?

これぞ 明日海りお!

 

 

 

 

 
 
 
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1 コメント

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Unknown (green)
2018-08-18 17:42:59
暑い日がまだまだ続きそうですが、お元気そうで観劇が続き良かったです。
私はムラにはもう2年ばかりご無沙汰しており、いつも詳しい感想を聞かせていただき有り難く思ってます。
明日海さんは月組時代に良く見ましたが
当時の面影が強く二番手さんも若い感じがします。如何でしょうか?
次回エリザも9月に別の舞台を2件見るので行けそうに有りませんが感想を楽しみにしてます

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