旅と宝塚と写真好きジジ

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初海外旅行 初アラスカ (1973年8月9日ー14日)

2018-08-01 13:20:23 | 海外旅行

若し初めて海外へ行けるなら「アラスカ」と決めていたジジに、ツイにチャンス到来。お盆休みが新しく出来、土日とあと2日間休暇を取れば行けるぞ海外へ。問題1、この話を家でしたら総すかん「自分だけ涼しいとこへ行って、我が家にはクーラーまだ無いのに」 問題2、どうして6日間で行けるか。1は妥協してクーラー買いました。2は当時はネットなんか無いし、旅行会社を全部回った。

その内取っていた毎日新聞に「アラスカ旅行団6日間」募集の広告が出てコレダッ!と思い即決。何しろ初体験の海外だし、何を持っていったらいいのやらと思案していたら、その時は事前に説明会もあり、羽田空港では物々しく結団式までありました。8月9日大阪から東京へ新幹線で到着、第一ホテルに前泊し、10日朝羽田へ。

当時の羽田は国際線と国内線が同居、当時海外へは羽田しかなく、35℃の暑いお盆休みと重なり人人人でカウンター前の集合場所までたどり着くのに必死でした。無事に結団式も終えた全国から集まったツアー客は係員も入れて41名。「ハイジャック防止チェック」の後JAL6便で11時発、一路アラスカへ6時間半の旅。

途中日付変更線を超えた時には大きな声で「只今日付変更線を通過」と機内放送まであり、CA(スチュアーデス)さんが白いエプロン掛けで乾杯のアルコールを配るサービスあり。今昔の感があります。窓外は夕焼けが続き美しい雲海が見られたとメモにある。23時40分頃アメリカアラスカ州都アンカレッジ空港到着。

何しろ始めて日本以外の地に降り立ったので興奮治まらず。広い空港にわずかな人、静か、涼しい(外は8℃とか)、一番驚いたのはカーペットが敷かれていたこと。後日判ったのは寒冷地だから敷いてあり深夜だから静か、その他の空港はは幾らアメリカでも普通でした。一同冬支度に急ぎ変えて通関し、市内のホテルロイヤルインに深夜到着。時差と興奮で眠られず、薄暮の美しい夜景を観ていました。

このツアー、サーモン釣りと北極圏越えの2班に分かれているが、最初の3日間は同じコース。ジジはアラスカって荒野みたいなところでホテルと言っても山小屋みたいなロッジがと思い込んでいたが、アンカレッジは当時の日本に比べてもやや都会風。女性の中には慌ててスカートを買いに走った方もいました。

一夜明けて、この日はそれがジジの目的だった北米最高峰マッキンリー山(6194m)への遊覧飛行。小型の単発機はエアタクシーと呼ばれ一般道路から飛び立つ。ジジは抽選で水上飛行機利用になり郊外のフード湖から飛び立った。風はあり高曇りだがまあまあのお天気、マッキンリーまでは400kmのフライトとかでまずビックリ、機長さんとツアーから3名と学生風日本人乗り合い客1名の5人乗り。

軽飛行機に乗ったのは初体験、揺れるたびにびくびく。眼下にはアラスカの荒野と言うか湿地と蛇行する大河が流れ日本ではまず見られない雄大な異風景に呑まれて揺れも気にならなくなった。やがて氷河を遡行する頃から天候が悪化、まあよく揺れました。一番威張っていたオッサンが最初にダウン。続いて学生らしき若者。ジジとオッサンの元CAと言う美人奥さんは何ともなかった。この奥さん匂い消しに機内へサッと香水一吹き、流石に元CAさんと感心する事しきりでした。

マッキンリーの頂上を一周するのは諦め残念ながら途中から引き返し、酔った二人へのサービスで湖へ不時着陸。しばし無音の湖畔で休憩とコーヒータイム。元CAさんは当然英語ペラペラで機長さんと何やら楽しそうにオハナシ。旦那はムッツリ。帰途は超低空飛行でブラックベアーやムースを追いかけるサービスも。

でくだんのCAさんと相談しチップをあげることにしたら、その旦那言下に「そんなん仕事やからやらんでヨロシ」とさっきの酔いも忘れたかのように偉そうに。アメリカってチップ社会だとご存知の奥さんと相談して二人で確か$50位あげました。当時1$300位で持ち出しは最高で$1000でした。でもこの機長さんのお蔭で貴重な経験が出来てジジは大満足でした。

14時頃無事帰着、流石にホッ。直ぐに市内観光へ。アラスカ大地震後整った都市計画でアンカレッジの街は見た目小都市。日本で持っていた僅かな事前知識は殆ど裏切られた。でも広大な低層湿原や大森林、氷河を頂く5000m級のアラスカ山脈等に圧倒されて大満足。市内でのショッピング、品質悪く高い輸入品ばかり。夜はホテルでアラスカの映画鑑賞。これは良かった。(この時分は旅行記は書いていないので記憶と僅かなメモ、写真等を参考に書いたドキュメンタリー風です)

実は2008年7月に関空からアラスカへの直行便が出て再訪しました。新旧の写真見比べて下さい)

その時作ったアルバムの表紙

日付変更線通過証

これが乗った水上飛行機と機長さん

広大な低層湿原とユーコン川

マッキンリーから流下する氷河

氷河には小さな池もみえる

天候が怪しくなる

氷の世界だ

ファイアーウイード、実は北海道にもあるヤナギランの一種 知らなかったね。

1回目に飛ばれた方はマッキンリーを1周できた幸運者で この写真はお裾分けで頂く

アラスカ大地震記念公園 この時ジジはまだ飛行中

2008年7月の写真

この時は見えたマッキンリーの全容

遊覧飛行では天候悪く今度も見えず

機内から見た氷河

アンカレッジ市内風景

地震公園から見たアンカレッジ市内

 

 

 

 

 

 

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