クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

クラウディオ・アラウ ショパン ノクターン集

2014-03-10 07:39:27 | 音楽
ショパン:ノクターン集
アラウ

音楽だけ流れるショート映画を静かな部屋でじっくり鑑賞している気分にさせられます
一曲一曲にアラウなりのと言うかショパンのと言っていいのか質のいい物語が映し出される
そんな音楽は久しぶりに体験させられました。

このCDはお勧めです
今はわからなくとも生涯の宝物になること間違いありません!

1. ノクターン第1番変ロ短調op.9-1
2. 同第2番変ホ長調op.9-2
3. 同第3番ロ長調op.9-3
4. 同第4番ヘ長調op.15-1
5. 同第5番嬰ヘ長調op.15-2
6. 同第6番ト短調op.15-3
7. 同第7番嬰ハ短調op.27-1
8. 同第8番変ニ長調op.27-2
9. 同第9番ロ長調op.32-1
10. 同第10番変イ長調op.32-2
11. 同第15番ヘ短調op.55-1
12. 同第16番変ホ長調op.55-2
13. 同第20番嬰ハ短調遺作
14. 同第21番ハ短調遺作

昨年の個人的ベストアルバムがポリーニのノクターン集でしたが
このアルバムも負けず劣らず素晴らしい演奏だと思います
音は綺麗だし無駄な力は入っていないし

そう
違うといえばポリーニの演奏には凛とした一本の緊張感があり
その緊張感が聞く人を思いっきり引き付ける魅力に変わっていましたが
アラウの場合聞いている人を包み込んでくれそうになるくらい優しさを感じます

それにしても純粋な演奏というか
とつとつとした演奏というか
聞いていて
え?
なんて感じるところは一切なく
どれだけ聞いてもあきの来ない正しい解釈の演奏だと思われます

ただし彼の解釈というかフレージングというかアーティキュレーションは
何と言えばいいのでしょうか?
時折フランソワを思い出させるようであり
堂々としているようであり
ショパンからはみ出ることがないようでもあり
たっぷり歌っていることは間違いありませんが
唯一アラウならではのフレージングといって間違いなく彼の人生そのものでしょう!

アラウのように自然体で作曲家と向かい合えるようになるには
それなりの経験も必要だと思われますが
アラウの場合持って生まれた才能なのかもしれません。

今までアラウの何を聞いてきたか忘れてしまいましたが
アラウを好きでよかった!

このノクターンの演奏を若い人には勧めませんが
人生一回りして休憩中のような人には誠にお勧めできるアラウのショパンですね!

Kakishima
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (フォーマルハウト)
2014-03-10 15:39:43
輸入版を購入しちゃいました。クラウディオ・アラウの音色は言葉で説明できないけれど、私も大好きです。因みに、BrhamsのP.コンの1&2番で好きになりました。ショパンのノクターンは楽しみです。
2枚組でいいみたい (Kakishima)
2014-03-11 07:32:20
それより
アラウの場合作曲家ごとにBOXで売ってるらしく
ショパンのBOX四千円弱で購入したら
夜想曲抜けていたやつも入っていました。

ブラームスのコンチェルトもいろいろ聞いて見たいですね。

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