クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

障害者施設利用者1年後の夢c

2011-07-07 07:24:28 | 妄想
脊髄損傷で現在人間環境最悪な障害者施設に拘束されていますが
そんなことを少し忘れて明るい未来のことを想像してみましょう


■朝目が覚めると部屋のスピーカーからモーツァルトのピアノ協奏曲が聴こえてきます

夜勤のお手伝いさんが窓を開けると朝日と潮風がそよそよと
波の音は聞こえませんが
清々しい小鳥の声と風が
身体に優しく絡んできます

ゆるゆると
天井リフターを使い
わたしはベッドから車イスに移乗されます

お手伝いとは
昨日やっていた映画の感想を話し合いながら
てきぱきと作業してくれます


移乗完了し
20帖以上あるリビングに向かうと
コーヒーメーカーで作られた二三味珈琲の香りが部屋一杯に

モーツァルトの協奏曲は3楽章に入って
生き生きとした演奏が始まってます

南向きの窓の左側から朝日が眩しく
深呼吸しながら
深い苦味のある珈琲をお手伝いさんに飲ませていただきます

「今朝はオープンサンドとミルクでよろしいですか?」

「そうだね」

「福島から取り寄せたソーセージとチーズをつけ加えました」

「うん・・ありがとう」

日の光は部屋の奥にゆっくり忍び込んでくるのであった


■以上が妄想在宅生活なら 以下が現実の障害者施設

いきなり職員の罵声とPHSに答える怒鳴り声が

「yozameさんおはようございます・・・ぐふぇっふぇっふぇ・・」

こっくん(うなずくわたし)

プルプルプルー
携帯に出る職員
「いまー!おむつこうかんしてるの!・わかるー?・・なに?・・もうちょっとまってね!」

「さて・・しつれいします」
がっばーがさごそそ

ぷるぷる
「だから!まってなさいってのがわからないの?・・・うん?・・さっきでたでしょうに?」
がちゃ
「ほんとうにもう!」

もう一人の介護士
「12番の○さん?」

「そうそう」

「それより・・○さん・・赤らしいよ」



つか
うるさいんじゃい!
赤やら黄色やら

わしには一切関係なかろが!

ごりゃ!

■思わず現実に引き戻されてしまいました

介護職員の罵り声がなくなるだけでも
幸せを感じられるでしょう



yozame
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おはようございます♪ (Mi)
2011-07-07 07:36:04
私も、想像しながらコーヒーをいただきました( ̄ー ̄。)
ゆったりと流れる、時間♪♪いいですね…


と思ったら、風船が針でチクン(>_<)されたかの様に…
介護師のおばちゃんが出てきました。

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妄想世界 (yozame)
2011-07-07 15:30:10
もっと夢のような世界にしてもいいけど

とりあえず
浮かぶのが現実的な世界ですね

なは♪
返信する

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