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交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

脊椎損傷障害者の独り言

2017-01-01 09:47:31 | 脊髄損傷
脊椎損傷障害者『日々のつぶやき01』

受傷して10年超えると復活できるという夢も萎み、死ぬまでに右腕でも動けば嬉しいかなという現実が見えるようになります。
人生に夢がなくなると生きていくための目標もなくなり生き甲斐もなく日々暮らしてるだけ。
簡単に夢は捨てるなと言われるかもしれないが、四肢麻痺の人生でどのような夢が持てるものでしょう?

息子の成長などは多少気にはなるが、彼には彼の夢があり彼の人生であり私にはなんの関係も無い。息子に夢を託すなんていう馬鹿げたことは浮かびもしません。
そんな四肢麻痺脊椎損傷障害者ですが、近い将来隣の荒れ地を果樹園に生まれ変わらせ収穫が間に合わないくらい実がなることが唯一の夢ですね。

脊椎損傷になり10年過ぎましたが受傷当時よりは確実に回復しています。
一年目は人工呼吸器のお世話になっており、医者も看護師も一生外せない呼吸器だがせめてもう少し呼吸器が小さければ車椅子で散歩に出られるのにと言われるも、そんな間抜けな病院の意見は全く無視で、自分から呼吸器を外す訓練をして現在の自宅生活への道が開きました。
首から下にはなんの感覚もありませんでしたので、座位をとっても背中が曲がったおじいちゃんのように背筋を伸ばす事ができず、そんな私を歩けるようになるためにもと、穴水総合病院の理学療法士が座位を取る訓練をしてくれたのが効果があったのでしょう、シャワーチェアーに座ってお風呂にも浸かる事ができるようになったり、車椅子で車に乗るのも恐怖でなく背筋腹筋で多少踏ん張れる感覚まで戻って来つつあります。
踏ん張る感覚がないときは多少のブレーキでも首だけ前に飛んでいってしまうような恐怖を感じていました。

徐々にではありますが回復している自分を客観的に見てると30年後くらいには両手が握れるくらいになると思います。
うまくいけば三年後にでもそうなってくれれば10年後にはバイクに乗れるかも!
目標は常にあったほうがいいですね。

柿島秀吉
^~^♪

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