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ミケランジェリ ベートーヴェン ソナタ第4番12番

2013-11-26 07:33:32 | 音楽
ミケランジェリ ベートーヴェン ソナタ第12・4番

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番, 第12番
ラヴェル:夜のガスパール(ミケランジェリ)(1959, 1982) [Import]
ベネデッティ=ミケランジェリ(アルトゥーロ) | 形式: CD

いきなりぶっきらぼうな音の12番で心をわしづかみにされた気分
ケンプでソナタ全集聞いていましたがこの12番一曲でケンプの印象は吹っ飛んでしまうくらいグイグイと心の中に食い込んでくるベートーヴェンです。
録音はライブなのですが全く問題なく綺麗です

ミケランジェリが弾くとベートーヴェンの音楽の偉大さがわかるのか
もともとベートーヴェンが偉大なのか
ミケランジェリが完璧主義でよかったのか?
もっとたくさんの録音を残すべきだったのか?

まだ聞いてないミケランジェリの録音が沢山残っている私は幸せです。

ソナタ第4番

一つ一つの音が踊っているかのごとく生き生きと始まるベートーヴェンのソナタ
特に変わったことはしていないのに惹きつけられるのはミケランジェリの魅力でしょうか?

ミケランジェリのベートーヴェンのソナタは多分初めて聞くと思いますが勿体無い!

他にないのか?
探して見るがそれほど録音していないらしい!

ミケランジェリのベートーヴェンの弾き方じゃなく捉え方が新鮮なのだと思います、どちらかと言うとぶっきらぼうにひいているように感じられるのですがそれが余計魅力的に感じられます。

男に惚れられる男っぽい演奏なのではないでしょうか?
純真な子供のようなキラキラしたものに魅力を感じるように
ミケランジェリの演奏に引き込まれます

単純な紙芝居が
頭の中でどんどん膨らみ
ものすごく大きな物語に変化するがごとく

ミケランジェリのベートーヴェンのソナタ第4番はベートーヴェンの名曲と呼ばれている曲を超えてしまうくらい素晴らしい曲に変化しています。

これは聞かないと損だと思います!

ケンプのベートーヴェン ソナタ全集を買うより
この一枚買った方が生きていてよかったと思うこと間違いありません!

なんと綺麗なメロディに
素朴な力強さ!



ドヴュッシー 映像 第1集より

ラモー礼讃

ユニゾーンで始まる有名なフレーズですが
私は印象派はそれほどきいていないのですが
ミケランジェリのピアノはしっかり引き摺り込んでくれます
中学時代にストーブにあたりながらインスタント珈琲とビスケットを食しながらラジカセを聞いていた頃を思い出します。
ドヴュッシー全集として先日アースのを購入して半分聴きましたが
ミケランジェリのこの一曲だけでもドヴュッシーを聴いてしまったらアースのは聞く必要なくなるかもしれません
同じくラヴェルはフランソワで全集を揃えたのですがこっちは負けないで欲しい
というより
ミケランジェリの印象派は購入しないと話になりませんね。

ラヴェル 夜のガスパール

オンディーヌ
絞首台
スカルボ

どの曲もピアノの音一つ一つに命が吹き込まれ生き生きとしてるのが感じられます
印象派って不思議な音楽ですね
できるだけ生活感のない場所で聴きたい気分なので新居ができたらきっと似合いそうな気がします。

夜のガスパールだけ録音が違うような気がするが?
ミケランジェリは最高ですね!

Kakishima


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