Disc53
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2『月光』
● シューベルト:即興曲変イ長調D.899-4, Op.90-4
● シューベルト:即興曲ヘ短調D.935-1, Op.142-1
● シューベルト:即興曲変イ長調D.935-2, Op.142-2
● シューベルト:即興曲変ホ長調D.899-2, Op.90-2
録音時期:1972年4月20日、1973年1月10&24日
録音場所:ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ[M-32342]
ウラディミール・ホロヴィッツのこのボックスはほど素晴らしい宝箱はそう探しても見つからないでしょう。
70枚あるCDの中には何度も録音されてる曲がありそれらの変化には楽器の響きが一番の原因でしょうか?
CDをデッキにかけてスタートボタンを押せば目の前にウラディミール・ホロヴィッツの名演がいつでも聴けるのですから手に入れないのは人生の楽しみの1つを放棄してるのとなんら変わらないと思います。
これだけの技巧があるウラディミール・ホロヴィッツであるならベートーヴェンのソナタ程度なら全曲弾くのも簡単であったろうが私が聞いたことのあるのは7番8番14番21番23番5曲だけ?
彼は自分が好きな曲を選んで弾いているのでしょう?
確かに弾けるからといって演奏会で取り上げるのは間違えでしょう!
自分がどれだけ今弾いてる曲をみんなに聞かせたいのか
どれだけ愛情込めて弾いてるのか伝わる演奏ができるようになれないと
その曲を人前で弾くのはアウトだと思います。
ウラディミール・ホロヴィッツ選曲は
そんな愛情がしっかり見えていますね。
ウラディミール・ホロヴィッツ最高です。
柿島 秀吉