いつもご覧頂いて、感謝申し上げます。
今朝は快晴、気持ちの良い1日になりそうです。
さて、昨日の続き、と言いたいところですが・・
昨日は講習後用事があり、何も出来ずに終わってしまいました。
そこでミニ講習をしたいと思います。
以前ドレープの入ったチュニックの作り方を、ご紹介させて頂きましたが、
洋裁のお出来になる方は、
ニットの裁ち方に疑問を持たれたのではないでしょうか?
これはドレープの入ったTシャツの前身頃ですが、
布目がバイヤスでなく、縦になっています。
普通の生地(ニットでない物)で、
リボンやドレープを作る際は、
バイヤスに裁つ、と言うのはご存知だと思います。
ご存じない方の為に、試してみたいと思います。
リボン用に適当に型紙を取り、サテン地で
下の様に、横長と、正バイヤスに裁断しました。
横に三つ折りにして、糸でリボンの形にしてみました。
まず、横長に裁断したものです。
写真の様に、角が出来て綺麗に出来ませんね。
では、正バイヤスに裁ったものはどうでしょう?
角が無く、綺麗な丸みが出ています。
これは、普通の生地はバイヤスに伸びる為です。
その為、リボンやドレープを作る際はバイヤスに裁たないと綺麗に出来ません。
ではニットはどうでしょうか?
実験の結果、横長でもバイヤスでも、あまり差はありませんでした。
これは、ほとんどのニットは横に伸びる性質があります。
(注意、中には立て伸びするニットもあります。)
その為布目は、上記写真の型紙の様になります。
リボンに差が無いのは、
ニットは横に一番伸びますが、
その他の方向にも多少の伸びが発生するためと思われます。
勿論、どんな生地やニットでも良いというわけではありません。
特にニットの場合、どんなニットを選んだら良いか迷う場合は、
下の様に、両手で持って、
綺麗なドレープが出るかどうか試してみると、いいと思います。
( 後ろの汚いところは見ないで下さいね。)
ミニ講習のつもりが長くなってしまいました。
お付き合い、ありがとうございます。