「義経」第３１回 戦あらし義経

今週の「義経」

今週は「若者ＶＳ親父」でしたね～。

景時は義経を死に追いやった原因を作った人物として
しばしばイヤ～な役回りを押し付けられたりしてますが、
今回の梶原殿はそうでもないですね。
むしろ、無茶ばかりしょうとする若者達に
「命を大事にしろ、馬鹿者！」と怒るお父さん、
というように見えました。

もうちょっと若い頃なら「景時、頭固いなぁ～」
と思っていたんでしょうが、
私も少なからず「守るもの」のある身。
どちらかと言うと景時の心情に共感しました。

義経は戦の大将で、頼朝の弟。
自分の息子と変わらない年齢の青年です。
むざむざ見殺しにしたくない、という気持ちも
大きかったのではないでしょうか？
口論の最中、そんな表情をしているように
見えました。中尾彬カッコいいなぁ。

あんまりにも言うことを聞き入れないので
最後は「お父さん、もう知らないからな！」
って感じになってましたけどね。

つーか、今まで、戦における義経を見ていて
何かに似ているなぁ、と思っていたんですが、
今日の景時とのやりとりを見て、思い出しました。
義経って北島マヤに似てる！

北島マヤとは…
大河演劇少女漫画「ガラスの仮面」の主人公。
マヤは普段は平凡だが、一度舞台にあがると
天才的な演技力を発揮する「千の仮面を持つ少女」
しかし、天才ゆえにその驚異的な存在感で
周りと協調できず、舞台の雰囲気を壊してしまう為
「舞台あらし」の異名をつけられていた。

この「あらし」はおそらく「荒らし」の意で、
マヤはゲームセンターあらしと同系列のキャラ。多分。

マヤは本当にすごい。
熱にうなされる演技のため一晩中雨にうたれ、
本当に肺炎になってそのまま本番を迎えたり、
狼少女の演技をつかむ為突然山にこもったりする。
それはもうすでに「演技」を越えてやしませんか？
って言いたくなるほどのむちゃくちゃぶり。

マヤほどじゃないにせよ、義経も天才だもの。
天才的な軍事才能。ぱっと頭に浮かぶ戦略。
生真面目な頑固親父には理解できるまい。
（まぁＴＶの前で見ている私も理解できませんが。
　だって本当に突然思いつくんだもん。）

そう、義経はまさに「戦あらし」！
「九郎殿…なんて子…！」（白目で）

…こんなことばっかり考えて
今日は真面目に見てませんでした…

来週はついに屋島の戦い本番！
異父妹・能子との再会。与一登場。
そして…佐藤兄…っ（号泣）
来週はティッシュ装備ですぞ、方々！

しかし相変わらず正妻の扱い悪いな…義経。