ここでは少し堅い内容でこの、新幹線通勤について考えてみたいと思います。これから新幹線通勤を考えられている人たちに送るエールです。(笑)
新幹線通勤の実体
========
新幹線通勤を行っている人は、どれくらいか。ということについて、実は一度リサーチしたことがあります。
総務省がまとめる、国勢調査を元に、「他県で従業・通学」している人たちで、那須塩原駅の通勤圏(ここでは黒磯市、那須町、西那須野町、大田原市、塩原町とする)の人たちの数を調べると、平成12年時点で約2000人いることが分かります。もちろん、他県といってもすぐ北には福島県もありますから、全ての人が新幹線通勤、ということはありませんが、仮にその半数が利用しているとしても、約1000人の人が毎日、那須塩原から、さいたま・東京方面に通われているわけです。
もちろん、那須塩原から宇都宮や小山に通っている人もいるわけで、そう考えるとやはり、新幹線通勤者数は相当な数になるかと思います。
少し別な観点で、同調査内容を見てみましょう。
黒磯市の夜間人口(58,782人)うち約1.5%(882人)の人たちが県外に従業・通学しているという内容から、私の住む黒磯市の県外依存度が高いと言うことが分かります。反対に、地域密着型と思われる大田原市の場合、その数は0.7%と黒磯市の約半分となっています。
話しを元に戻すと、私の住む黒磯市というのは、新幹線通勤ができ、なおかつ「田舎」である場所としては非常に条件が整っていることが統計上少しだけお分かりいただけるのではないでしょうか。
(参考URL:総務省統計局 http://www.stat.go.jp/)
さて、「経済学」と書いた以上、何らかの数字的観点から話しを進めないといけませんね。
通勤時間および定期代について
==============
東京駅から約1時間15分。那須塩原駅は東北新幹線で東京から上野、大宮、小山、宇都宮そして那須塩原と、わずか5駅目になります。残念ながら新幹線の中でも「快速」にあたる列車は止まりませんが、それでも朝の通勤時間は10分~15分に一本間隔で東京に向かう列車は出ておりますし、逆に帰宅時間は30分に一本の割合で那須塩原方面行きが出ています。
何より素晴らしいのが那須塩原には新幹線の車両庫があるため、始発・終着という列車もあり、特に朝の通勤時間始発で余裕で座れるのと、帰宅時終電で泥酔していても終着が自分の駅だと、安心して眠れるわけです。(何度となく、那須塩原で「しまった!」といった顔で列車を出るお父様方を見ました。那須塩原駅前にはそういった方々のためのステーションホテルがあります。)
それでは他の駅で新幹線通勤候補地を探してみましょう。
郡山 : 東北新幹線「快速」で1時間23分、¥173,570
安中榛名: 長野新幹線で 1時間28分、¥105,510
高崎 : 上越新幹線で 1時間15分、 ¥98,890
熱海 : 東海道新幹線で 1時間02分、 ¥83,040
三島 : 東海道新幹線で 1時間08分、 ¥89,660
那須塩原: 東北新幹線「各駅」で1時間15分、¥126,120
時間は目安。定期代は一ヶ月、東京までの区間。
定期と税について
========
なお、新幹線通勤や、遠距離通勤では大きく次の2点に注意しないといけません。
1.勤める会社がいくらまで定期代を出してくれるか
2.10万円を超える定期代への課税について、です。
まず、1.については私の勤める会社の場合幸いにも特に上限が定められていなかったため、多少難癖は付けられましたが全額支給です。
しかしここで更に気を付けて頂きたいのが、2.の税金です。
税務署は月10万円以上の定期代は所得と見なし、課税の対象となります。私の場合、税務上313,440円余分に給料をもらっていると見なされ、その分多く税金を持って行かれています。
土地について
======
もし、定住ということから考えますと、土地代も気になりますね。少し調べてみました。これらは私がざっと見て多く売られているパターン(坪数、金額、おおよそです)です。
安中榛名:90坪、 700万円(びゅうヴェルジェ安中榛名)
高崎: 50坪、1,500万円
喜連川:110坪、 800万円(びゅうフォレスト喜連川)
ちなみにこれを書きながら、安中榛名情報(2001年)を見つけましたので、リンクしておきます。最近はJRが力を入れて駅前を開発しているらしいですが・・・
http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/annakaharuna.htm
とりあえず、今日のリサーチはこれくらいで、また書きます。
新幹線通勤の実体
========
新幹線通勤を行っている人は、どれくらいか。ということについて、実は一度リサーチしたことがあります。
総務省がまとめる、国勢調査を元に、「他県で従業・通学」している人たちで、那須塩原駅の通勤圏(ここでは黒磯市、那須町、西那須野町、大田原市、塩原町とする)の人たちの数を調べると、平成12年時点で約2000人いることが分かります。もちろん、他県といってもすぐ北には福島県もありますから、全ての人が新幹線通勤、ということはありませんが、仮にその半数が利用しているとしても、約1000人の人が毎日、那須塩原から、さいたま・東京方面に通われているわけです。
もちろん、那須塩原から宇都宮や小山に通っている人もいるわけで、そう考えるとやはり、新幹線通勤者数は相当な数になるかと思います。
少し別な観点で、同調査内容を見てみましょう。
黒磯市の夜間人口(58,782人)うち約1.5%(882人)の人たちが県外に従業・通学しているという内容から、私の住む黒磯市の県外依存度が高いと言うことが分かります。反対に、地域密着型と思われる大田原市の場合、その数は0.7%と黒磯市の約半分となっています。
話しを元に戻すと、私の住む黒磯市というのは、新幹線通勤ができ、なおかつ「田舎」である場所としては非常に条件が整っていることが統計上少しだけお分かりいただけるのではないでしょうか。
(参考URL:総務省統計局 http://www.stat.go.jp/)
さて、「経済学」と書いた以上、何らかの数字的観点から話しを進めないといけませんね。
通勤時間および定期代について
==============
東京駅から約1時間15分。那須塩原駅は東北新幹線で東京から上野、大宮、小山、宇都宮そして那須塩原と、わずか5駅目になります。残念ながら新幹線の中でも「快速」にあたる列車は止まりませんが、それでも朝の通勤時間は10分~15分に一本間隔で東京に向かう列車は出ておりますし、逆に帰宅時間は30分に一本の割合で那須塩原方面行きが出ています。
何より素晴らしいのが那須塩原には新幹線の車両庫があるため、始発・終着という列車もあり、特に朝の通勤時間始発で余裕で座れるのと、帰宅時終電で泥酔していても終着が自分の駅だと、安心して眠れるわけです。(何度となく、那須塩原で「しまった!」といった顔で列車を出るお父様方を見ました。那須塩原駅前にはそういった方々のためのステーションホテルがあります。)
それでは他の駅で新幹線通勤候補地を探してみましょう。
郡山 : 東北新幹線「快速」で1時間23分、¥173,570
安中榛名: 長野新幹線で 1時間28分、¥105,510
高崎 : 上越新幹線で 1時間15分、 ¥98,890
熱海 : 東海道新幹線で 1時間02分、 ¥83,040
三島 : 東海道新幹線で 1時間08分、 ¥89,660
那須塩原: 東北新幹線「各駅」で1時間15分、¥126,120
時間は目安。定期代は一ヶ月、東京までの区間。
定期と税について
========
なお、新幹線通勤や、遠距離通勤では大きく次の2点に注意しないといけません。
1.勤める会社がいくらまで定期代を出してくれるか
2.10万円を超える定期代への課税について、です。
まず、1.については私の勤める会社の場合幸いにも特に上限が定められていなかったため、多少難癖は付けられましたが全額支給です。
しかしここで更に気を付けて頂きたいのが、2.の税金です。
税務署は月10万円以上の定期代は所得と見なし、課税の対象となります。私の場合、税務上313,440円余分に給料をもらっていると見なされ、その分多く税金を持って行かれています。
土地について
======
もし、定住ということから考えますと、土地代も気になりますね。少し調べてみました。これらは私がざっと見て多く売られているパターン(坪数、金額、おおよそです)です。
安中榛名:90坪、 700万円(びゅうヴェルジェ安中榛名)
高崎: 50坪、1,500万円
喜連川:110坪、 800万円(びゅうフォレスト喜連川)
ちなみにこれを書きながら、安中榛名情報(2001年)を見つけましたので、リンクしておきます。最近はJRが力を入れて駅前を開発しているらしいですが・・・
http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/annakaharuna.htm
とりあえず、今日のリサーチはこれくらいで、また書きます。