秋も深まり、夜の冷え込みも厳しくなってきたため、家の周りのコナラの葉っぱもどんどん落ちてくるようになりました。夜の気温が0℃を下回るとどうやら落ち葉が増えるみたいです。
地面が落ち葉で覆い尽くされる前に、今年伐採した薪材を保管する、薪小屋を作成しようと娘の手を借りながら単管パイプを組み合わせて枠組みが完成しました。(写真は完成一歩手前)
これにポリカの波板を使った屋根を載せて完成です。
なお、今年の前半に作成した薪小屋1号はこんな感じ。
以下、参考まで、私なりの薪小屋づくりのノウハウをご紹介します。
[ 薪小屋2号について ]
今回作成中の薪小屋2号は、桁高1.5m弱、奥行き1.5m、幅3.5mなので、8立米弱が入る計算となっています。また、我が家の薪の長さは45~50cmの長さなので、奥行きに対して3段積むように設計しました。また、積み方ですが、パレットに積む場合は井桁状に積んでいきますが、これだとバランスなど考えながら積載するために効率が悪く、一番積載効率が良くなる並列に並べられるように設計しています。床板には(私の場合)通常パレットを使いますが、今回は通気性などを考え単管パイプを2本、薪の下にちょうど線路のレールが枕木を載せるように(線路と逆パターン)置いてみました。両脇には壁の代わりに単管パイプで「押さえ」が設置してあり、崩れることを防ぎます。初挑戦なので5年、10年の耐久性はわかりませんが、とりあえず、通気性を考えて極力接地面積を減らしてあります。
[ 柱の間隔 ]
屋根を支えるために横幅に対して柱と柱の間もあまり広げすぎないほうが良いでしょう。私の場合1間(1.8m)くらいに設定しています。(駐車場を作る際、柱の間隔を2.5mにしたところ、強度で少し心配がありました。)
[ 屋根の勾配 ]
今回の小屋は、ホームセンターで買える単管パイプをそのまま使うことから、奥行き1.5mに対し、高いほう(手前)の柱を2m、低いほう(奥)の柱は1.5mを使っていますので、tan-1 ((2-1.5)/1.5)=18.4° の傾斜となります。(一般的な建築用語でこの勾配を表すと、3.3寸勾配となりますが、材料ありきということで、そこまで考えていません。)
[ 横に走る桟の間隔 ]
波板を貼る場合、通常の屋根の施工と違って桁(傾斜方向の材料)ではなく横方向に走る「横桟」が必要になります。波板をこの上に乗せて、横方向に5山置きとかに傘釘を打ち付けるのです。この桟と桟を付ける間隔ですが、以前施工した駐車場の屋根でケチって60cm程度にしたところ、ふわふわしてしまい屋根の上にとても乗ることができません。45cm間隔が良い所ではないでしょうか。施工後記:実際に波板を載せる桁については当初3本1.8m間隔で設置しましたが、4本約1m間隔に配置することにしました。また、ポリカーボネートの波板ではいくら間隔が狭くてもふわふわしてしまいます。波板にも「乗るな」と明記してありますので屋根の施工には十分注意してください。
[ 今回の予算 ]
結構ズボラなせいで詳しくは忘れてしまいましたが3~4万円程度で一通り購入したと思います。普通にこれだけの「小屋」を施工しようと思ったら10万円は超えますので、安いと思います。
[ 単管パイプの調達 ]
単管パイプは50cm単位で売られています。通常小屋などを作る際は尺単位ですから、屋根材などで尺貫法とメートル法の違いがあることを計算の上購入しましょう。調達先についてはたいていのホームセンターにはありますが、我が家の近くのカンセキの小型店舗には置いて有りませんでした。コメリは一般的に安心して購入できる金額で売っています。他にもホームセンターのポイント10倍セールなどの際に購入しましょう。ホームセンターにはトラックも貸し出しているところが多いので、それを借りましょう。ここで是非覚えておいたほうが良いのが、「南京結び」です。トラックに載せたパイプが曲がるたびにゴロゴロするのは気持ちのよいものでは無いですし、非常に実用的な結びです。
[ 単管パイプ同士を接続する、クランプについて ]
クランプ(パイプとパイプを接続するもの)には2種類あり、直角のやつ(直交クランプ)と自由に角度が変えられるもの(自在クランプ)がありますが、直交クランプを駆使すれば安定した「四角」が作れ、いちいち直角など気にする必要も無いです。(最初に自作した小屋では自由が利くと思い自在クランプを使ったところふにゃふにゃして安定せず、筋交い(四角の中に入れる斜めの線)をあちらこちらに設置しなければいけなくなり、結果的にコストも上がりました。)また、見た目をスッキリさせたければクランプではなく、ネジ止めできるものも売られています。(「かん太」)コスト的には高くなりますが、お金に余裕があればこちらを検討されても良いでしょう。
[ ポリカ波板について ]
波板の貼り方については横方向は長さが決まっており、重ねシロも2.5山と決まっているために簡単に計算できます。縦方向については屋根の勾配などで変わるそうですので、車で運ぶ場合長尺物は買えませんから2つを重ねるなど検討する必要があります。長さは尺単位で、3尺~12尺くらいまであるので、この範囲で検討する事になると思います。また、ホームセンターでも通常の6尺物は安く売っていますが、これ以外のサイズでかつ、10枚単位で必要でしたら断然、ネットが安いし楽です。ポリカ波板は10枚にもなるとかなり重く、運ぶのも一苦労ですが通常送料無料、ポイントなど付けるとホームセンターの6尺物より安いことがあります。まずはネットを検索し、近くのホームセンターと比べてみるのが良いでしょう。
とりあえず、今日はこんな感じで。
地面が落ち葉で覆い尽くされる前に、今年伐採した薪材を保管する、薪小屋を作成しようと娘の手を借りながら単管パイプを組み合わせて枠組みが完成しました。(写真は完成一歩手前)
これにポリカの波板を使った屋根を載せて完成です。
なお、今年の前半に作成した薪小屋1号はこんな感じ。
以下、参考まで、私なりの薪小屋づくりのノウハウをご紹介します。
[ 薪小屋2号について ]
今回作成中の薪小屋2号は、桁高1.5m弱、奥行き1.5m、幅3.5mなので、8立米弱が入る計算となっています。また、我が家の薪の長さは45~50cmの長さなので、奥行きに対して3段積むように設計しました。また、積み方ですが、パレットに積む場合は井桁状に積んでいきますが、これだとバランスなど考えながら積載するために効率が悪く、一番積載効率が良くなる並列に並べられるように設計しています。床板には(私の場合)通常パレットを使いますが、今回は通気性などを考え単管パイプを2本、薪の下にちょうど線路のレールが枕木を載せるように(線路と逆パターン)置いてみました。両脇には壁の代わりに単管パイプで「押さえ」が設置してあり、崩れることを防ぎます。初挑戦なので5年、10年の耐久性はわかりませんが、とりあえず、通気性を考えて極力接地面積を減らしてあります。
[ 柱の間隔 ]
屋根を支えるために横幅に対して柱と柱の間もあまり広げすぎないほうが良いでしょう。私の場合1間(1.8m)くらいに設定しています。(駐車場を作る際、柱の間隔を2.5mにしたところ、強度で少し心配がありました。)
[ 屋根の勾配 ]
今回の小屋は、ホームセンターで買える単管パイプをそのまま使うことから、奥行き1.5mに対し、高いほう(手前)の柱を2m、低いほう(奥)の柱は1.5mを使っていますので、tan-1 ((2-1.5)/1.5)=18.4° の傾斜となります。(一般的な建築用語でこの勾配を表すと、3.3寸勾配となりますが、材料ありきということで、そこまで考えていません。)
[ 横に走る桟の間隔 ]
波板を貼る場合、通常の屋根の施工と違って桁(傾斜方向の材料)ではなく横方向に走る「横桟」が必要になります。波板をこの上に乗せて、横方向に5山置きとかに傘釘を打ち付けるのです。この桟と桟を付ける間隔ですが、以前施工した駐車場の屋根でケチって60cm程度にしたところ、ふわふわしてしまい屋根の上にとても乗ることができません。45cm間隔が良い所ではないでしょうか。施工後記:実際に波板を載せる桁については当初3本1.8m間隔で設置しましたが、4本約1m間隔に配置することにしました。また、ポリカーボネートの波板ではいくら間隔が狭くてもふわふわしてしまいます。波板にも「乗るな」と明記してありますので屋根の施工には十分注意してください。
[ 今回の予算 ]
結構ズボラなせいで詳しくは忘れてしまいましたが3~4万円程度で一通り購入したと思います。普通にこれだけの「小屋」を施工しようと思ったら10万円は超えますので、安いと思います。
[ 単管パイプの調達 ]
単管パイプは50cm単位で売られています。通常小屋などを作る際は尺単位ですから、屋根材などで尺貫法とメートル法の違いがあることを計算の上購入しましょう。調達先についてはたいていのホームセンターにはありますが、我が家の近くのカンセキの小型店舗には置いて有りませんでした。コメリは一般的に安心して購入できる金額で売っています。他にもホームセンターのポイント10倍セールなどの際に購入しましょう。ホームセンターにはトラックも貸し出しているところが多いので、それを借りましょう。ここで是非覚えておいたほうが良いのが、「南京結び」です。トラックに載せたパイプが曲がるたびにゴロゴロするのは気持ちのよいものでは無いですし、非常に実用的な結びです。
[ 単管パイプ同士を接続する、クランプについて ]
クランプ(パイプとパイプを接続するもの)には2種類あり、直角のやつ(直交クランプ)と自由に角度が変えられるもの(自在クランプ)がありますが、直交クランプを駆使すれば安定した「四角」が作れ、いちいち直角など気にする必要も無いです。(最初に自作した小屋では自由が利くと思い自在クランプを使ったところふにゃふにゃして安定せず、筋交い(四角の中に入れる斜めの線)をあちらこちらに設置しなければいけなくなり、結果的にコストも上がりました。)また、見た目をスッキリさせたければクランプではなく、ネジ止めできるものも売られています。(「かん太」)コスト的には高くなりますが、お金に余裕があればこちらを検討されても良いでしょう。
[ ポリカ波板について ]
波板の貼り方については横方向は長さが決まっており、重ねシロも2.5山と決まっているために簡単に計算できます。縦方向については屋根の勾配などで変わるそうですので、車で運ぶ場合長尺物は買えませんから2つを重ねるなど検討する必要があります。長さは尺単位で、3尺~12尺くらいまであるので、この範囲で検討する事になると思います。また、ホームセンターでも通常の6尺物は安く売っていますが、これ以外のサイズでかつ、10枚単位で必要でしたら断然、ネットが安いし楽です。ポリカ波板は10枚にもなるとかなり重く、運ぶのも一苦労ですが通常送料無料、ポイントなど付けるとホームセンターの6尺物より安いことがあります。まずはネットを検索し、近くのホームセンターと比べてみるのが良いでしょう。
とりあえず、今日はこんな感じで。