社員と個人事業主

うちの会社は、社員よりも外注さんの方が待遇が格段によいです。
社長が
「社員は社会保険とか退職金とか経費がかかるけど、外注はかからないから」
と社員の倍ほどのお金をお支払しています。

確かに外注さんの中には優秀な方もいらっしゃいますが、どうしてこんな人を・・・・という人もいらっしゃいます。
優秀な方もそれなりな方も、社員の倍の年収を得ていらっしゃいます。

今思い出しますと、社長の愛人も「外注さん」でした。
それが、『みんなと給料が違いすぎるから』という理由で「外注さん」から初めての「契約社員」となって社会保険に加入。

その後は「契約社員」から「取締役」に出世。
「契約社員」の時にはなかった賞与も「取締役」になってから受け取るようになりました。
会社設立からの他の取締役には賞与はないのですが・・・・・。

また、社長の愛人の話になってしまった

今年になって、外注さんのひとりが「社員にして欲しい」と言い出したようです。
その外注さんは大学を卒業してから、一度も会社勤めをした事がなく、「ひとり親方」をしてきました。

とても優秀な方なので、一緒に働くものとしては大歓迎です。
ただ、お給料について、今まで社員の倍受け取っていたために、社員の水準に落とす事ができないようです。
「今までもらっていただけ欲しい」
と主張しているそうで、社長は社長で社員にするのだから今まで通りのお金は払えないけれど、今まで通りしっかり働いてもらいたい・・・、と双方の思惑がすれ違い、待遇についての交渉が話がまとまる気配がありません。

今回社員になりたいと言っている外注さんは、もともと社長の愛人がどこかから連れてきました。
社長も社長の愛人の手前、金銭的にセコいところは見せたくないようですが、さすがに社員の倍のお給料は払いたくない様子です。

この外注さんのお陰で、長く働いている社員の給料も上がればいいのですが、そんな事は、ありえな～い！
ので、あたたかく見守らせていただいております。