とり頭・ロバの耳

スルーしてください

リスクヘッジ

2008-07-29 23:47:49 | Weblog
社長の愛人が取締役になるまでは、うちの会社はリスクヘッジが出来ていました。
公共事業に強いA社、私企業に強いB社の2社をメインに、片方の仕事が減ればもう片方が増える・・・・という具合にうまく回っていました。

ところが、社長の愛人が経営に口を挟むようになり、社長の愛人が以前(派遣で?)働いていたC社の売上が増えてきました。
元の職場ですから、昔の上司も出世しているようで、社長と一緒に毎週ゴルフ接待攻撃をして、今では会社の売上の8割を占めるようになりました。
その手腕は認めるのですが・・・。

そのお陰でA社、B社の売上が減ってしまいました。
先月は会社設立以来のお付き合いのB社との取引がとうとう切れました。

「C社全力投球って危なくね?」

敏感に察した社員の数名は、転職先を探していると聞いています。
社長の愛人のせいでB社の仕事を担当していた社員は、今までの努力を無にされたとこちらはこちらでたいそうご立腹のご様子で、やはり転職先を選んでいるとのこと。

普通に考えて、資本関係がないのに1社の売上が8割というのはかなり危険な状態ではないかと思います。

社長は今や社長の愛人と社長の愛人の元の勤め先C社の言いなりです。
社員旅行もC社が「一斉に休まれたら困る」と言われて無くなりました。
社員の休暇もC社に合わせて取れと言っています。
C社の仕事をする社員には、C社の近くに会社にマンションを借りて引越しをさせ、引っ越さない社員には、「帰れなくなったらいつでも使っていいから」と「仮眠用」のウィークリーマンションを2室用意しました。



わたしから見たら至れり尽くせりされているC社の担当の社員は社員で
「俺はC社の社員ではない、なんでC社に合わせて休みを取らなくちゃいけないんだ」
とお怒りのご様子。

社員の足並みは揃わないし、仕事のモチベーションは下がるしで、この会社どうなるのかな、とリストラ候補第1号の事務員が心配したりしています。