潘国連総長に現代自の防弾車寄贈＝韓国政府

【ニューヨーク聯合ニュース】12.12.18
潘基文（パン・ギムン）国連事務総長に韓国政府から防弾仕様の専用車が寄贈された。国際機関のトップが韓国車を公式的に使うことになり、韓国ブランドに対する直接・間接的な宣伝効果が期待される。
　米ニューヨーク国連本部で１２月１７日、潘総長と柳淳沢（ユ・スンテク）夫人、金塾（キム・スク）国連大使らが出席し、防弾仕様が施された現代自動車の高級車「エクウス」の寄贈式が開かれた。
　この寄贈式は、事務総長専用車が買い替えの時期になったことを知った金塾大使が韓国代表部名義で発議し、国連事務局と現代自間の合意を経て公式的に開かれた。国連の関連規定と慣行に従い、韓国政府が国連事務局に寄贈する形式が取られた。
　アジア圏からの防弾車寄贈は韓国が初めてとなる。
　これまではドイツがメルセデス・ベンツやＢＭＷなどを防弾車に改造し寄贈してきたが、欧州債務危機以降は寄贈の申し出がなくなったという。
　潘総長は寄贈された専用車を主に通勤に使う予定だ。海外出張の際は、訪問国政府からの提供を受けたり、国連が現地で所有する防弾車を使う。