シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

「学校のトイレは汚い」便秘になる韓国の子どもたち

2012年06月22日 19時15分06秒 | Weblog
韓国大手紙・ 中央日報12年6月20日記事抜粋
「お母さん、早く!」。
小学5年生のイ・ドヒョン君は玄関のドアが開くとすぐに腹を押さえてトイレに駆け込んだ。入学からこれまで学校のトイレで“大きい方”をしたのは数えられるほどだ。母親のパク・ギョンアさんはこうした息子の姿を見るたびいらいらする。
「学校のトイレはとても汚いです。家では温水洗浄便座を使うのに…」。パクさんは「子どもが学校トイレへの恐怖のため便秘になるほどストレスが激しい」と話した。 
不潔なトイレはドヒョン君の学校だけの話でない。学校のトイレが「きれいだ」と考える小学生は13.8%で10人当たり1人程度だった。本紙がトイレ文化市民連帯と6月初めにソウル市内の小学4~6年生1244人を対象に質問調査した結果だ。回答者の64.7%は「学校で最も不便な施設」にトイレを挙げた。机と椅子(14.2%)、教室・廊下(6.7%)、運動場・体育館(5.1%)が不便だという回答がその後に続いた。
児童らはトイレに対し、「臭いが激しい」(38.2%)、「床と便器が汚い」(31.1%)、「石けん・紙がない」(12.7%)、「とても暗い」(9.0%)と訴えた。
韓国の教育熱はオバマ米大統領が絶賛するほど世界最高水準だ。経済力の面でも世界で7番目に「20-50クラブ」(1人当たり国民所得2万ドル、人口5000万人)に入った。だが、こうした成長の基盤となる人材を育てる学校の施設は「成長の時計」が止まっている。
取材チームが見た学校は特にトイレが劣悪だった。換気扇が故障して悪臭が漂っており、水が出なかったり、紙がない所が大半だった。児童たちの望みは素朴だった。「悪臭が激しいから芳香剤を設置してほしい」(33%)、「温風乾燥器を置いてほしい」(21.4%)、「紙を備えつけてほしい」(17.4%)などだ。「石けんを備えつけてほしい」(12.9%)、「音楽をかけてほしい」(10.9%)という児童もいた。学校の外のトイレでは簡単に見つけられるものなどだ。
トイレ連帯のピョ・ヘリョン代表は、「2002年のワールドカップ後に公衆トイレは大きく改善されたが学校は20年前の水準にとどまっている」と評価した。小中高校のトイレ保守・管理予算を含めた教育環境改善費は予算基準で2008年の2兆2900億ウォンから昨年は8600億ウォンに急減した。教育科学技術部関係者は「2008年には歳入が良く環境改善投資が多かったが、その後人件費と福祉予算などが増え施設改善部門は相対的に配分が減った」と話した。
(投稿者注)
トイレだけに限っても、一般食堂や中小ビルのトイレは御世辞にも綺麗とは言えないところが多いだろう。
ただ、韓国の子供は一般的にかなり甘やかされて育っているので、我慢が足らない面も大きいと思う。
また、当記事にあるように 「学校のトイレはとても汚いです。家では温水洗浄便座を使うのに…」との親の発言でもわかるように、学校のトイレと家のトイレをそんなレベルで比べる意識がわからない。
「経済力の面でも世界で7番目に「20-50クラブ」(1人当たり国民所得2万ドル、人口5000万人)に入った」と、いかにも先進国になったような話で自慢するが、それは表面的なものだけで、残念ながら内実が伴っていないことを多々見かける。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。