シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

80代の在日韓国人、韓国警察の助けで67年ぶりにいとこと再会

2016年05月05日 07時07分07秒 | Weblog

 80代の在日韓国人男性が警察の協力で67年前に別れたいとこと劇的な再会を果たした。
 慶尚南道・昌寧警察署によると、5月2日午後、在日韓国人のクォン・ギョンユンさん(83)といとこのクォン・ギョンジョさん(84)=慶尚南道昌寧郡昌寧邑=が67年ぶりに同署の住民係で劇的に再会したとのことだ。
 ギョンユンさんは1950年の韓国戦争(朝鮮戦争)のさなかに父親について日本に渡ってから67年間、韓国に住む親族と連絡が取れなくなり、寂しく暮らしていた。
 ギョンユンさんは唯一の肉親であり、いとこのクォン・ドクジュンさん(86)を探して出身地の昌寧邑事務所を訪れて協力を求めたが、自分が知っているいとこの名前だけでは見つからなかった。
 だが、ギョンユンさんはあきらめず、最後に昌寧警察署を訪れて協力を求めた。しかし、やはり自分が覚えているのはドクジュンさんの名前だけで、ほかの記憶は全くなかった。
 同署は、日本から韓国まで来て親族を探し歩くギョンユンさんの心情を察し、除籍謄本で確認できた住所を探したが、残念ながらこの住所は数年前に公園になり、誰も住んでいなかった。
 それでも同署は、里長(地域の長)や宗親会(同じ出身地の親族の会)などを探し回った結果、昌寧邑市場近くで暮らすドクジュンさんの弟・ギョンジョさんを見つけた。会いたいと思っていたドクジュンさんは残念ながら既に他界していた。
 同署は、次の日の日本に戻る予定になっていたギョンユンさんに急いでこのことを伝え、住民係でいとこ同士の劇的な再会が実現した。
 ギョンユンさんとギョンジョさんは互いを見つめて無言で抱き合い、涙をこぼすばかりだった。
 ギョンユンさんは「親族を探すため韓国に来た時、果たして見つけられるだろうかと思ったが、死ぬ前にいとこに会えてもう悔いはない」と言った。そして、「こうして会えるようにしてくださった警察の皆さんの献身的なご協力に感謝する」と語った。
韓国大手新聞 朝鮮日報16年5月4日記事抜粋

【投稿者からご案内】  少人数のソウル観光を同行案内します
韓国との付合い40年以上の、ソウル定住の日本人(投稿者/60歳台)がお手伝いします。
一般観光案内だけでなく、韓国の歴史・文化、日韓の習慣・文化の違いもお話し致します。
ご希望に合わせて、安心が得られ落ち着いた大人目線でソウル及び近郊を同行案内いたします。  
人数は1名から5、6名までの少人数が希望です。ご希望により自家用車での案内もいたします。
 韓国でのビジネスのコンサルタントやアドバイスもいたします。
その他、韓国の知りたいことのお問合せ(無料)もメールで応じます。
お気軽にご連絡ください。  メール:sisayoshida@yahoo.co.jp  (吉田)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。