シニア花井の韓国余話

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韓国の「貿易1兆ドル時代」、4年で終わりか 

2015年07月27日 19時59分46秒 | Weblog
輸出不振・輸入減少で、上半期貿易額4910億ドル止まり
 輸出額と輸入額を合わせた貿易額は2011年以降、連続で1兆ドル(約123兆7800億円)を上回っていたが、今年はそれに達しないとの見通しが出ている。輸出不振と輸入減少の影響のためだ。
 関税庁が7月24日に明らかにしたところによると、今年上半期の輸出額は2687億ドル(約33兆2600億円)、輸入額は2223億ドル(約27兆5160億円)で、前年同期に比べて輸出額は5.1%減少、輸入額は15.6%減少した。このため、上半期の貿易額は4910億ドル(約60兆7760億円)で、前年同期の5465億ドル(約67兆6460億円)より10.1%減少した。
 半期の貿易額が5000億ドル(約61兆8900億円)を下回るのは2010年下半期以来だ。世界経済の回復が遅く、国際原油価格が低い水準のままであるためと見られる。ウォン高も続いており、輸出競争力が下がっている。
 下半期に貿易をめぐる状況が良くなる可能性もあるが、好転は依然として見込めないという見方が多い。中国の景気減速やギリシャの財政危機など悪材料が残っており、イランの核交渉妥結が原油価格を再び引き下げ、輸入額を減らす方向に作用する可能性があるからだ。
 このため、経済展望を発表する研究機関は今年の輸出入減少幅を多く見積もっている。LG経済研究院は、今年の輸出を昨年より4.7%、輸入を14.4%減少するとの予想を今月初めに出した。輸出額が5457億ドル(約67兆5470億円)、輸入額が4498億ドル(約55兆6760億円)にとどまると見ているもので、双方を合わせた貿易額は9955億ドル(約123兆2230億円)となる。そうなれば、4年間続いた「貿易1兆ドル時代」が幕を閉じることになる。
金正薫(キム・ジョンフン)記者
韓国大手新聞 朝鮮日報15年7月25日記事抜粋



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