シニア花井の韓国余話

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野球:兵役免除なしのWBC、有力選手の出場辞退相次ぐ

2012年12月31日 15時17分08秒 | Weblog
韓国大手紙・朝鮮日報12年12月27日記事抜粋
キム・ジンウ「故障」、秋信守「多忙」…予備リスト28人中6人不参加の意向
柳賢振・奉重根・金広鉉も出場せず
兵役特例あったアジア大会・五輪時は「選んで」と懇願の球団も今回は言い逃れ
公式戦開幕直前の開催も負担
 また選手交代だ。13年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国代表チームの選手選びが難航している。韓国野球委員会(KBO)は12月26日、「右腕投手キム・ジンウ=起亜=と外野手・秋信守(チュ・シンス)=シンシナティ・レッズ=の代わりの選手を今週中に発表する予定だ」と明らかにした。キム・ジンウは右ひじ痛が残っているという。秋信守はこのほど移籍し、来シーズンの準備のため不参加の意向を固めたことが分かった。
 このため、KBOが11月12日に発表した予備リスト28人中6人が変更された。特に投手陣の変更が大きい。最近の国際大会で活躍している柳賢振(リュ・ヒョンジン)、奉重根(ポン・ジュングン)、金広鉉(キム・グァンヒョン)の左腕3投手は全員出場しない。柳賢振=ロサンゼルス・ドジャース=は所属チームのキャンプ期間とWBC日程が重なるため不参加の意向を表明した。金広鉉=SK=と奉重根=LG=は肩の故障を理由に、洪相三(ホン・サンサム)=斗山=は練習中に足首を痛めた。
 韓国野球が2008年北京五輪優勝、09年WBC準優勝、10年広州アジア大会優勝など最近の国際大会で好成績を残している理由の一つは、経験豊富な投手陣だった。しかし、今回はチャン・ウォンサム=サムスン=以外に国際経験のある左投手がいない。右投手でもWBCの経験があるのはユン・ソクミン、徐在応(ソ・ジェウン)=以上、起亜=、呉昇桓(オ・スンファン)=サムスン=、チョン・デヒョン=ロッテ=くらいだ。
 以前から野球代表チームの選手選びはいつも議論の種だった。しかし、「なぜ選ぶんだ」ではなく「なぜ選んでくれないんだ」という不満の方が多かった。五輪なら銅メダル以上、アジア大会なら金メダルを取れば兵役特例として兵役を免除される。球団としても所属選手が兵役を免除されるのは歓迎すべきことだった。
 ところが、13年のWBCには兵役免除がない。06年の第1回大会では韓国代表チームのベスト4進出が国民的な関心を集めたことから、兵役法を改正し特例が設けられたが、その後に公平性の問題が取りざたされ、その条項は削除された。09年の第2回大会では準優勝したが、兵役免除はなかった。球団側もWBC招集を歓迎していない。大会が開かれる3月は公式戦開幕直前なので、所属選手がけがをしたり、体力を消耗してしまったりすると困るからだ。一部ではキム・ジンウの不参加について「起亜が主軸投手3人(ユン・ソクミン、キム・ジンウ、徐在応)をWBCに出場させるのを負担に思っているのでは」との声も上がっている。これに対し、起亜のノ・デグォン広報チーム長は「キム・ジンウのひじは11月から良くなかった。今も回復していないため、やむを得ず不参加を決めた」と説明した。
 WBCの4カ月前に選手予備リストを発表したKBOは困惑している様子だ。これまでは大会2-3カ月前に40-50人と多めに発表し、大会直前に25人前後の最終リストを確定してきた。しかし、今回は早々に最終メンバーとほぼ同じ人数で発表してしまった。「選ばれた選手たちに責任を持ってもうらうため」というのが金寅植(キム・インシク)KBO技術委員長の説明だった。チョン・グムジョKBO運営企画部長は「1-2人くらいは外れるだろうと予想していたが、予想以上に不参加者数が増えて戸惑っている」と言った。大会開幕まではあと2カ月以上もある。不参加選手が増えないという保証もないのが実情だ。




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