シニア花井の韓国余話

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人文系の博士号取得者、53%は非正規雇用

2014年07月31日 14時00分00秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年7月29日記事抜粋
 人文系の博士号を取って就職した人のうち、半数以上は非正規雇用で働いていることが分かった。韓国職業能力開発院が、昨年8月と今年2月に大学院を卒業した人文系の学生810人を対象に調査した結果、半数を超える53.1%が非正規雇用だった。非正規で働く人の74.5%は専業の非常勤講師で、いわゆる「ポスドク(博士研究員。博士号取得後に任期制の職に就いている研究者)」は3.7%にすぎなかった。正規雇用で就職した人は46.9%だった。
 また、仕事を持たず学業のみに専念してきた学生が正規雇用で就職した割合は、22.3%まで低下した。非正規雇用で働く人の割合は77.7%に達し、このうち84.4%は専業の非常勤講師だった。
 博士号を取得した卒業者全体で見ると、正規雇用就職者の割合は65.1%(学業専念者に限れば42.1%)であるため、これと比較すると人文系の雇用状況はかなり悪いといえる。
 人文系の就職先が大学に偏り過ぎていることも問題、と韓国職業能力開発院は指摘した。学業に専念してきた人文系の博士号取得者が大学に就職した割合は84%に達し、人文系の博士全体(57%)と比べても高いことが分かった。まだ就職できていない卒業生の希望就職先も、94.4%は「大学」で、次いで「公的研究所」(53.4%)、「政府」(25.1%)の順だった。
 韓国職業能力開発院のソン・チャンヨン研究委員は「人文系の博士号取得者の雇用率(就業率)は2012年が65%、13年が66.6%、14年が70.9%で、毎年少しずつ上昇しているが、実際は大学に臨時の勤労者として就職する人が増えたため、このような傾向が表れていると考えられる。人文系の学生がさまざまな仕事に就けるよう、働き口を発掘する必要がある」と語った。
崔鍾錫(チェ・ジョンソク)記者





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