シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

旅客船沈没:「オハマナ号船長、週2-3回は飲酒運航」                      

2014年05月02日 11時00分03秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報14年4月29日記事抜粋
オハマナ号1等航海士インタビュー
「事故が起こるのは時間の問題だった」
 「オハマナ号もあのまま放っておかれたら、セウォル号と同じような事故が起こっていただろう」
 沈没した「セウォル号」と共に、仁川-済州航路で運航されていた「オハマナ号」の1等航海士キム・ソンチョルさん(仮名)は4月28日、本紙の電話取材に対し、こう答えた。キムさんは昨年、清海鎮海運に入社し、オハマナ号の1等航海士として勤務してきた。キムさんは「安全に関する会社や船長たちの意識は根元から腐っている」と話した。船長の安全に対する認識のなさが最も大きな問題だった。キムさんによると、オハマナ号のP船長は酒を飲んで運航業務に就くことが日常茶飯事だったという。1週間に2-3回は酒を飲んでおり「24時間勤務体制を維持する夜中の航海中にも、酒に酔って操舵(そうだ)室に入ってくることがあった」という。P船長はセウォル号のイ・ジュンソク船長と同じく2等航海士だった。
 清海鎮海運は毎月、火災に備えた避難訓練を自主的に行っていたが、形式的な訓練にとどまっていたという。キムさんは「訓練に慣れている船員たちは、マニュアルに従って一糸乱れず動くものだが、清海鎮海運に所属する船員たちは全く違った。船員たちはどう見ても、いい加減な態度で訓練に臨んでいた」と語った。
 過積載を日常的に繰り返す一方で、貨物室の管理はいい加減だった。キムさんは「船の1階にある貨物室の鉄板の床には、いつも車から漏れたオイルが付着し、鉄板がひび割れて左右に動くこともあった」と話した。
 船舶の安全について管理・監督する韓国船級協会や海運組合、海洋警察などがオハマナ号に対する監督を十分に行っていなかったという証言もある。キムさんは「海洋警察と海運組合の主管で、船級協会が立ち合って実施する船舶の安全点検は事実上、書類でだけ行われていた。出港の際の貨物の固定など安全に関する検査を行う海運組合運航管理室所属の安全管理士は、現場に出てくることなく書類だけで承認していた」と語った。
仁川= イ・ギムン記者


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。